長谷在住の飯塚柳悦(飯塚よし子)さんが、民謡三章の一つである民謡功労章を受章されました。民謡功労章は、民謡民舞の研究、指導、普及、協会運営・発展に多大な貢献をした方に公益財団法人日本民謡協会から贈られるものです。
飯塚さんは、昭和48年の日本民謡協会茨城県連合会発足当時から50年以上にわたり、民謡の普及・発展に尽力されています。また、平成5年~10年度まで茨城県南部連合会副会長を務め、退任後も連合大会をはじめとする協会事業に大きく貢献されています。それらの功績に対して功労章が贈られました。おめでとうございます。
飯塚さんは、御年88歳の現在も、代表を務める坂東会の皆さんと精力的に活動されています。将門まつりと同時開催する民謡舞踊まつりにも出演されています。また、コロナ禍前に14年間にわたり行っていた保育園での民謡指導も再開させたいとのことです。「猿島豊年音頭など、民謡は地域の歴史や記録を唄い継いできました。私たちの代で絶やさず、次の世代に繋げていきたいです。」とお話しいただきました。
平成19年に、飯塚さんが岩井地区を巡り、地元の方に聞き取りして作った発掘民謡「麦つきをどり」をご紹介します。江戸時代の利根川の工事により木間ケ瀬が分断されたことや、辺田の松並木通りより弓馬田から取手まで繋がる現在の高崎坂東線沿いのあたりが栄えていたことなど、当時の状況が感じ取れます。なお、「麦つきをどり」の発表に対して、両国国技館(東京都墨田区)で開催された平成22年度民謡民舞全国大会において感謝状が贈られています。
◆麦つきをどり
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