【輝く大子の子どもたち 第101回】大子町立南中学校

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南中学校は「生徒一人一人の能力を開発し、個性を生かす教育を展開し、社会の中で心豊かにたくましく生きる力を育成する」を教育目標にして、日々の教育活動に取り組んでいます。新たに、生徒たちはグランドデザインに示した向上、感謝、決意、貢献の「4つのK」をすべてのクラスで学級目標に掲げて、切磋琢磨しながら学校生活を送っています。今年度は全校生徒28人と小規模ですが、ICT機器を活用した授業実践や豊かな自然を生かした体験活動を行っています。
本校は「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた各教科等の指導計画の在り方」を研究テーマに、職員の研修を行っています。主にGoogle Workspace for Education を活用して、ねらいや目的をもったICT機器の活用を追究しています。また、これまでの授業実践も大切にし、「主体的・対話的で深い学び」の実現を図りながら対面指導とICT機器を融合させたハイブリット型授業を展開しています。生徒たちは、ICT機器を文房具のように使いこなし、自らの課題を見出して、学習に取り組んでいます。総合の時間には、プレゼンテーションタイムが行われ、ICT機器を活用して自分がまとめたプレゼンを全校生徒の前で発表しています。
また、本校は男体山の麓に位置し、豊かな自然に囲まれた学校です。その地理的な豊かさを生かして、「男体山清掃登山」を行っています。学校設立以来40年以上続く伝統行事です。今年度も10月に約13キロの道のりを全生徒で清掃登山を行います。自主的にごみを拾うことで、地域に貢献する心、郷土愛を育むことをねらいとしています。
今年度には、関東甲信越へき地教育研究大会茨城大会が行われ、本校で授業研究会が開催されます。小規模校でもICT機器の工夫をすれば、多様な学習スタイルを見出し、生徒一人一人の力を伸ばせることを広く発信していきたいです。

問合せ：教育委員会事務局学校教育担当
【電話】79-0170