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大子町子ども議会 ―未来へつなごう、わたしたちの大子町―(1)

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茨城県大子町

未来を担う子どもたちが、自分たちの住む町に関心を持ち、子ども視点による、より良いまちづくりのための質問や提言を行う機会を提供することで、ふるさと「大子町」への郷土愛を育み、民主主義および議会制度に対する理解を深めるため、『未来へつなごう、わたしたちの大子町』をテーマに、7月11日に令和5年度大子町子ども議会を開催しました。
昨年度まではオンラインでの開催でしたが、今年度は新たな歴史を創るべくスタートした新庁舎の議場において、子ども議員と町執行部が一堂に会し、子ども議員からの質問や提言に加え、町長提案の大子町子ども議会交付金事業に関する議案審議も行われました。
議長として選出された、大子中学校・佐藤絆さん、生瀬中学校・山田あやめさんが、的確な議事進行を行い、各学校の子ども議員も学校の代表としてしっかりと発言しました。

■だいご小学校
▽増子颯さん・高橋咲希さん
大子町の木材を使用し、捨てるのが楽しくなるようなごみ箱を作りたい。大子町で伐採した木は、どのように活用されているのか。伐採した木材の一部をいただくことはできるか。
また、ボランティア活動で、学校の周りや通学路のごみ拾いを行いたい。ごみを減らすために、町ではどのような取り組みをしているか。

▽交付金事業
自然豊かな大子町だからこそ、美しい環境を汚すことのないようにしなければならない。たくさんの人に自然環境を守ることの大切さについて関心を持ってもらうため、捨てやすいごみ箱を設置するとともに、ごみを減らすことを呼び掛けるポスターや看板を作って設置したい。

■依上小学校
▽大森結愛さん・榊原琉翔さん
人口減少対策として、地域の自然環境を活用した、八溝山天文ツアーと大子・袋田温泉などとのコラボ企画が考えられるのではないか。また、地域の休眠資源を活用した、起業を希望する若者や二拠点生活を希望する若者への休耕田・空き商店・空き家のあっせんや資金援助等や、それらの施設とサテライトオフィスとを組み合わせた整備なども可能ではないか。町は、若い世代の定着率を高めるためにどのような方策を考えているのか。
※「榊原」さんの「榊」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙またはPDF版をご覧ください。

▽交付金事業
祖父母や近所の人々にインタビュー等を行い、失われつつあるふるさとの風景や記憶をまとめ、冊子やパンフレット等として作成し発表することで、地域の大切な思い出を継承していこうと考えている。

■袋田小学校
▽長岡美咲さん・生井澤煌さん
わたしたちの住む袋田地区に、たくさんの観光客が訪れてほしいと考えている。年間を通して、袋田の滝のトンネルに展示するイベントを開催し、大子町のホームページやポスターなどで宣伝してはどうか。また、袋田の滝キャラクターたき丸のグッズや袋田の滝への記念グッズを多数販売することで、観光客が足を運び、滝の近くの売店がにぎわうのではないか。

▽交付金事業
袋田地区の環境美化を行いたい。袋田駅や袋田の滝に、マリーゴールドやサルビアのプランターを設置し、地域をきれいし、見る人の心を和ませ、いっぱいに咲いた花で地域を元気づける力になりたい。

■さはら小学校
▽堀江蒼空さん・菊池栞音さん
大子町は約半数が65歳以上で占めている。それに対して15歳未満は約7%ととても低く、少子高齢化がどんどん進んでいることが分かる。今年のさはら小学校では、入学生が4人ととても少ない。国全体として課題になっている子どもを増やす取り組みについて、大子町ではどのような対策を実施しているのか。

▽交付金事業
販売活動時にお茶を提供して、小学校で体験した茶摘みの体験やお茶のおいしさをさまざまな人に伝えたい。また、SDGsの観点から、古くなったお茶を再利用して、石けんなどを作成し配布したり、観光客においしいお茶を提供したりして、茶の里ならではのお茶の利用方法を考え、「茶の里さはら」をアピールしていきたい。

■上小川小学校
▽仁平優愛さん・有馬彩華さん
通学路で道が狭いところや街灯が少ないところがあり、車の事故も起きやすい道であると感じる。安全性を高めるために街灯を増やし、道路を広くすることが必要だと考えるが、安全な登下校ができ、地域の人が安心して生活するための大子町の考えは。

▽交付金事業
わたしたちの地域には、たくさんのおすすめしたい場所があるのにあまり知られていないため、上小川・下小川地域のおすすめスポットをまとめたマップを作成したい。できあがったマップを、地区の人たちに配布するとともに、観光に来た人等、誰もが手に取れる場所に設置して、たくさんの方々に上・下小川地域の魅力を知ってもらいたい。

■生瀬小学校
▽小林茜音さん・黒田万倖樹さん
観光の町として、大子の知名度と集客率をさらに上げるため、地元食材を使ったスイーツをさらに売り出し、スイーツ巡りを企画するとよいのではないか。大子町のレトロ商店街「大子デパート」と連携し、和風スイーツや和洋折衷スイーツを提供すれば、相乗効果でより効果的な宣伝ができるのでは。

▽交付金事業
今年度も、生瀬小学校の学校林である、ふれあいの森林で「ふれあいの森林の音楽会」を実施するため、広場のステージを広くし、いろいろな楽器を置いて演奏することができるようにしたい。生瀬小の自然を生かした活動をさらに活発にすることで、多くの人々との交流を図り、生瀬小の良さを伝えていきたい。

問合せ:教育委員会事務局 学校教育担当
【電話】79-0170

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