ともに築こう まち・みらい
久慈川緊急治水対策プロジェクトに盛り込まれた河川対策の進捗やソフト対策の検討状況をお知らせします
■残暑 厳しい日が続いていますね
・夏の暑さが少しずつ和らぎ、朝晩には涼しさを感じる季節になりました。大子町にある月待の滝では涼を求める観光客が滝のマイナスイオンを浴びに大勢訪れていました。日常生活の中でもリフレッシュの時間を持つことは健康で充実した生活を送るためにとても大切なことだと感じます。我々職員もリフレッシュの時間を大切にし、英気を養いながらプロジェクト完了に向けて尽力してまいります。
■堤防整備、排水樋管などの工事や準備工を実施しています。
▽R5久慈川右岸本米崎地先樋管改築工事/樋口土木(株)
那珂市本米崎地先/久慈川右岸7.0k付近
・堤防盛土を行っています
▽R4久慈川右岸上大賀地区整備工事/若築建設(株)
常陸大宮市上大賀地先/久慈川右岸28.3k付近
・堤防盛土を行っています
▽R4久慈川左岸家和楽地先樋管改築外工事/長山工業(株)
常陸大宮市家和楽地先/久慈川左岸41.2k付近
・樋管周辺の護岸を施工しています
▽R5久慈川大子周辺整備工事/(株)大藤組
大子町久野瀬地区/久慈川左岸59.4k付近
・ストックヤード整備を行っています
・工事用道路の整備を行っています
■8月に1件の工事が完成しました。
R4久慈川左岸諸沢川堤防護岸工事
(株式会社梅原工務店)
現場代理人 佐藤祐樹
地域住民の皆様並びに関係機関の皆様にご協力いただき、工事を無事に完成することができました。これからもプロジェクトに貢献できるよう頑張ります。
■河道掘削した土砂を築堤に使用するため土砂改良を行っています。
▽R5久慈川土砂改良(その2)工事/菅原建設(株)
常陸大宮市若林地先
河道掘削工事で発生する砂質土と他事業で発生する粘性土を混合して、安定性に優れる盛土材料を作り出すのが「土砂改良機」です。
土砂改良機を使用することによって、正確な混合率で安定的かつ効率的に盛土材料をつくりだすことができます。土砂改良機は土の重さをベルトコンベアで計測しながら、自動で砂質土と粘性土の混合割合などを管理しています。
■教えて!しいき副所⾧!(河道掘削ってな~に?)
こぼり担当:しいき副所長!久慈川で川の中を重機が掘削しているところをよく見かけますが、河川の砂を掘削するとどのような効果があるのでしょうか。また掘削した砂はどこに運ばれているのでしょうか。
しいき副所長:
・川底の土砂を掘る作業を「河道掘削」と言うんだ。「河道掘削」を行うと、川が洪水になった時に水が流れる断面積を増やすことができるから、堤防から洪水が溢れるリスクを減らすことができるよ。
・「河道掘削」で発生した土砂は、ストックヤード(土砂の仮置き場)に運ばれて堤防をつくるために使われるよ。久慈川の川底は、ほとんどが砂や砂利でできているんだ。砂は粒子が大きく水を通しやすいので、そのままでは堤防に使えないから、上のコーナーで解説した「土砂改良」によって、水を通しにくく粒子の小さい粘土と混ぜ合わせて、安定性にすぐれた土を作りだしているよ。その改良した土で堤防をつくるんだ。
こぼり担当:「河道掘削」と「土砂改良」は、川の断面積を広げて堤防を大きくするために、一心同体の工事なんですね!
■編集後記
8月24日(土)に今年もあゆの里まつり花火大会が無事に開催され、多くの方々が清流公園へ訪れました。夜空に広がる色とりどりの花火は、まるで魔法でもみているようで、一瞬の静寂の後に続く大きな音がカラダ全身に響きわたり、観客全員が一体となって歓声を上げていました。特にフィナーレの連続打ち上げは圧巻で、星が降り注ぐような感覚でした。会場周辺では屋台も充実しており、家族や友人らと美味しい食べ物を楽しみながら花火を堪能することができ、夏の思い出に残るひとときとなりました。来年もまた訪れたいと思います。ぜひ多くの人にもこの感動を体験してほしいですね。花火大会を準備してくださったすべての方々に感謝の気持ちをお伝えします。
編集・発行:
国土交通省常陸河川国道事務所
国土交通省久慈川緊急治水対策河川事務所
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・国土交通省 関東地方整備局 久慈川緊急治水対策河川事務所
〒313-0015 茨城県常陸太田市木崎一町700-1
【電話】0294-72-1151
・国土交通省 関東地方整備局 常陸河川国道事務所 流域治水課
〒310-0851 茨城県水戸市千波町1962-2
【電話】029-240-4069
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