地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、地方公共団体は、毎年度4つの比率(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率)からなる健全化判断比率と、公営企業の資金不足比率を議会に報告し、公表することとされています。
本町の令和5年度健全化判断比率と資金不足比率を算定した結果、いずれの比率でも、財政状況は『健全』と判断されます。
※各比率が1つでも判断基準(下記)を超えると、財政健全化計画等を策定した上での行財政運営を行うこととなり、地方債の借入れなどで制約を受けることとなります。
■1.健全化判断比率(数値が小さいほど健全)(単位:%)
(1)実質赤字比率…一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率
(2)連結実質赤字比率…全会計を対象とした実質赤字額か資金不足額の標準財政規模に対する比率
(3)実質公債費比率…一般会計等が負担する元利・準元利償還金の標準財政規模に対する比率で、3か年平均のもの
(4)将来負担比率…一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率
※標準財政規模…地方公共団体が通常水準の行政活動を行う上で必要な一般財源の規模
○大子町に実質赤字額と連結実質赤字額はありませんでした。
○実質公債費比率と将来負担比率はどちらも基準を大きく下回っています。
〔昨年度からの推移〕
・実質公債費比率:昨年度から0.4ポイント上昇↑(R4:3.6%)(新庁舎建設事業や過年発生補助災害復旧事業(し尿処理施設災害復旧事業)などの大型事業の元金償還開始等による)
・将来負担比率:3.9ポイント上昇↑(R4:45.4%)(公営企業債等繰入見込額の増加や基準財政需要額算入見込額の減少による)
○今後も、中期的な財政計画を立てた上での予算の執行や国・県補助金等の財源確保に努め、これらの比率の上昇を最小限に留めていきます。
●大子町の近隣市町村と比べると
※各市町村の数値は速報値(8月末現在)
※数値が低いほど健全
県内最高 五霞町 14.6
県内最低 日立市、利根町 1.2
※数値が低いほど健全
県内最高 水戸市 128.1
県内最低 日立市ほか 該当なし
県内44市町村では、大子町は財政状況が健全な順で
・実質公債費比率 5位
・将来負担比率 35位
●平成20年度決算からの大子町の比率の推移
健全化が図られています。
■2.資金不足比率
本町が経営する2会計(水道事業会計・浄化槽整備事業特別会計)に資金不足額は生じなかったため、数値が入っていません。
※資金不足比率
公営企業会計を対象とした資金不足額の事業規模に対する比率
問合せ:財政課財政担当
【電話】72-1119
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