令和5年の自殺者数は全国で21,837人(確定値)となり、対前年比で44人減少しました。男女別にみると、男性は116人増加、女性は160人減少しています。コロナ禍以降も依然として高い水準で推移しており、非常事態はいまだ続いている状況です。
■ストレスとは
「なんだかしんどい」「元気が出ない」「自分らしくいられない」と感じることが増えていませんか。適度なストレスはこころにハリを与え、活力の源になりますが、過度なストレスは「こころの病気」のリスクを高めます。特に頑張っているときほど、過度なストレスに気づきにくく、無理してしまいがちです。
ストレスと上手に付き合うために、日ごろからこころのメンテナスをして、不安やモヤモヤを解消していきましょう。
■ストレスのサインに気づきましょう
こころと体は密接に関係しているため、こころへのストレスが原因で体に不調が現れる場合があります。
▽こころのサイン
・憂うつな気分が続いている
・不安で落ち着かない
・ものごとに集中できない
・理由もなくイライラする
・何をしても楽しく思えない
▽体のサイン
・食欲不振または過食
・頭痛や吐き気
・下痢や便秘
・よく眠れない
・わけもなく涙が流れる
▽行動のサイン
・人に会いたくない
・遅刻・早退・欠席が増えた
・忘れ物やミスが増えた
・髪型や服装に気を遣わなくなった
・ネガティブな発言ばかりする
■ストレスと上手に付き合いましょう
ストレスを軽減させるには、まずストレスの要因を知ることが大切です。ストレスと上手に付き合うためにどのように対応すればよいか、できることから実行していきましょう。
▽バランスのよい食生活
栄養バランスのよい食事を、1日3食規則的にとるようにしましょう。特にビタミンB群(豚肉、青魚、納豆など)、ビタミンC、タンパク質、カルシウムなどの栄養素は心身ともによい効果をもたらします。
▽運動でストレス解消と気分転換
自分の好みに合った運動は、ストレス解消や気分転換に有効です。適度な運動は、寝つきをよくし、睡眠の質の改善にも効果的です。なかでも、ウォーキングなどの有酸素運動は、気軽に取り組みやすい運動です。有酸素運動には、以下のような効果があります。
・ストレスホルモンの減少
…有酸素運動は、ストレスを感じたときに分泌される「コルチゾール」というストレスホルモンの分解を促し、減少させる効果があります。
・副交感神経の活性化
…有酸素運動後は副交感神経が活発になりやすく、心身ともにリラックスできます。副交感神経の働きで寝つきがよくなり、ストレス解消につながります。
▽SOSを出しましょう
悩みごとやつらいことは、身近な人に相談し、話を聴いてもらいましょう。話をするだけで気持ちが楽になることがあります。
相談窓口もあります。ひとりで抱え込まず、相談してください。
■あなたを支える相談窓口(主な町内等の窓口)
■電話・SNS相談窓口
SNSでの相談窓口もあります。対面での相談に不安のある方、電話をかけることに抵抗のある方でもお気軽に相談できます。ぜひご利用ください。
問合せ:健康増進課
【電話】72-6611
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