■生瀬中
生瀬中学校は、「進んで学び、心身ともにたくましく、思いやりのある生徒の育成」を教育目標に掲げた全校生徒21人の学校です。今年は78 年という長い校史に終止符を打つ年となりましたが、生瀬中学校の「有終の美」を飾ろうと学校・家庭・地域が一体となって特色ある教育活動に取り組んでいます。
合い言葉は「ミソアジガサチ」。これは社会に出た時に必要な行動様式の頭文字を合わせた造語です。これらを生活向上委員会が、毎月の生活目標として設定し、中間反省や振り返りを行いながら、自分たちの学校生活をよりよいものにしようと取り組んでいます。
また、本校は国語の授業を通して俳句を学び、隔月で春夏秋冬の俳句、新年の俳句、卒業・進級の俳句をテーマとした「生瀬富士俳句会」を開催しています。昨年は大子町の地域コミュニティラジオ「FMだいご」とタイアップして、全校生徒が自分の俳句を詠み、先生が解説をする形のラジオ番組「生瀬万華鏡」を制作しました。3か月間のワンクール放送されたこの番組は、保護者や地域の皆さんからも好評を博しました。
「閉校記念事業の体育祭」では、イベントとして全校生徒と保護者、地域の皆さんで集合写真を撮影したり、アトラクションとして常陸國大子連の迫力ある演舞披露や合同ソーランを実施したりと、閉校記念事業にふさわしい体育祭となりました。
「閉校記念事業の輝生祭」では、生徒手作りの「大子かるた」のイベントにたくさんの地域の方々に参加していただき、百人カルタとして実施しました。膝をつき合わせてみんなで温かい時間を過ごすことができました。
生瀬中学校の教育活動に残された時間も少なくなってきました。生瀬中学校78年の軌跡を振り返りながら、最後の日まで残された一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
問合せ:教育委員会事務局学校教育担当
【電話】79-0170
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