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国際交流員シルビアさんの「Moriya’s diary!」

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茨城県守谷市

■クリスマス
だんだん日が短くなり、外気温も寒くなり、あっという間に12月になりました。日本に来てから4カ月が経ち、もうすぐクリスマスの時期が始まります。
クリスマスはいつも少し感情的になります。ご存知の方も多いと思いますが、ドイツではクリスマスは家族と過ごすお祭りです。そこは日本のお正月に似ていると思います。一緒にクリスマスマーケットを巡ったり、フルーツパンチやホットワインを飲んだり、焼きマッシュルームやアーモンドなどの美味しい物をたくさん食べたりして、静かな雰囲気を楽しみます。街も家も美しくライトアップされています。家族でクリスマスツリーを飾り、たくさんのイルミネーションがきれいに飾られています。クリスマスはもともとキリスト教のお祭りですが、宗教とは関係のない家庭でもクリスマスをお祝いします。
家族から1万キロ離れた今、私は少し感傷的になり、家族とのWeihnachten(ドイツ語のクリスマス)を思い出します。
クリスマスの過ごし方は家庭によって違いますが、私の家族の場合はクリスマス・イブの24日は父、母、兄、そして私と4人で一緒に夕食を食べます。ポテトサラダ、ビゴス(ザワークラウト、ソーセージ、マッシュルームで作ったポーランドの国民食)、魚や肉料理を食べます。私の家族はポーランド出身なので、料理はだいたいポーランド料理で、やはり私が大好きなおふくろの味です。ケーキも食べます。食べる前には、食事に感謝し、お互いにこれからの幸せを祈ります。そして、食後にはプレゼントを交換します。
25日は親戚と過ごします。大きな家を持っている叔母のところに行って、ドイツに住む他の叔父・叔母・いとこと、一緒に昼ご飯や夕食を食べ、楽しい時間を過ごします。近年、コロナ禍の影響でみんなとお祝いすることができませんでしたが、今年から再び集まることができると思います。残念ながら私はその場にいられませんが、家族の皆が元気でいて嬉しいし、必ず電話で話をするつもりです。
日本のクリスマスは祝日ではないので、ちょっと違和感があります。クリスマスは友人や恋人と過ごす時期です。私も今年、いつもと違って、友達と過ごす予定で、それをとても楽しみにしています。

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