お口のにおいが気になったことは、ありませんか? 高齢の方は、口が乾きやすいため口臭が発生しやすくなります。
マスク着用が緩和された今、自信を持って外せるよう、簡単にできる口臭のセルフチェックや予防方法を紹介します。
■まずはチェック!
・手を使う
両手の中に息を吐き出してにおいをかぐ
・カップを使う
大きめのカップに息を吹き込む
↓
すぐに紙などでフタをし、一呼吸おく
↓
フタを開け、カップの中のにおいをかぐ
■口臭の原因は?
○生理的口臭
起床時や空腹、疲労や緊張したときなどに唾液の量が減少し、細菌が増殖するため。
○心理的口臭
自分の口臭を過度に気にすることでストレスにより唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥するため。
○病的口臭
体の病気が原因で起こる。90%以上が歯周病や虫歯、舌の汚れ(舌苔(ぜったい))など口の中の環境が悪化するため。
○飲食物・嗜好品による口臭
ニンニクやネギ、コーヒーやアルコール、タバコなどに含まれるにおい成分が呼気として排出されるため。
■口臭の予防法は?
口臭を抑えるには、お口の中を清潔に保ち、殺菌・洗浄作用を持つ唾液を増やすことが大切です。
○口の中を清潔に
歯ブラシや、舌ブラシなどを使って、口臭のもととなる食べかすや歯垢、舌苔などを取り除き、口の中をきれいに保ちます。
・入れ歯のお手入れも忘れずに
入れ歯のプラスチック部分は、においが吸着しやすいので、きれいに清掃し「入れ歯洗浄剤」で洗浄してください。
○こまめに水分を補給
水分不足になると、唾液の分泌が減り、口の中が乾燥しますが、こまめに水分補給することで解消できます。
○規則正しい食生活を
食事を抜くとかむ機会が減るため唾液の分泌が悪くなり、口臭の原因になります。朝、昼、晩の食事を、よくかんで規則正しく摂ることで唾液の分泌を促します。
○歯科医院の受診
かかりつけの歯科医院で状態をチェックしてもらうことも重要です。
○十分な睡眠
睡眠不足は唾液の分泌を低下させます。口の健康のために十分な睡眠をとるようにしましょう。
問合先:市役所健幸長寿課 地域ケア推進G 内線174、175
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