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自治体の皆さまへ

国際交流員シュテファニーさんの「MORIYA滞在記」

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茨城県守谷市

■典型的なドイツとは?
来月初旬、私の守谷での滞在がいよいよ終わります。
ここで過ごしてきた4年間、日本のたくさんのことを知るようになったと同時に、母国のドイツから離れて初めて気づいた「典型的なドイツ」もいくつもあります。きっかけはさまざまですが、市内の講座やイベントのとき参加者からもらった質問や、聞かせてもらったドイツ旅行や、出張で滞在したときのエピソードのおかげで気づいたことが多いです。私がどこか懐かしくて微笑ましく思う「典型的なドイツ」の3つの例を紹介します。

○ドイツといえば、ビールですね! ドイツでは、缶ビールが少なく、瓶ビールが主流で、瓶の方が美味しいと主張するドイツ人が実に多いです。栓抜きがないと蓋を開けることができないので不便だと思うかもしれませんが、身の回りにあるもので開けることはドイツ人ならではの特技です。ライター、鍵、コイン、フォークやスプーン、テーブルの端を使ったり、もう一本の瓶で開けたりします。男女関係なく、ビール瓶の面白い開け方の技を覚えておけば、間違いなくドイツでモテますよ!

○ビールは確かにドイツの代表的な飲み物ですが、お酒なので飲めない人もいることは当然ですね。例えば、子ども、車を運転する人、妊娠中やアルコール依存症から回復中の人などです。誰でも飲めるドイツの国民的な飲み物を聞かれたら、私は迷わずに「Schorle(ショーレ)」と呼ばれているジュースを炭酸で割った飲み物と答えます。自宅でも、レストランでも大人気のドリンクで、ジュースは何でもOKですが、りんごジュースを使った「Apfelschorle(アプフェルショーレ)」はドイツ人のイチオシです。

○ドイツの大学では、教授の講義や、他の大学生のプレゼンテーションが終わったら、みんな拍手の代わりに握り拳で机をトントントンと叩きます。広い講堂で全員が一気に拍手したら響く音がうるさすぎることや、講義中メモを取るためにペンを手に持っていると拍手ができないなど、この習慣の由来に関してはさまざまな説があります。あくまでも大学限定の習慣ですが、一回慣れてしまうと癖になりますよ。

他には、ドイツにはエアコンがある家がほとんどないこと、ドイツ人はあてのない散歩に出かけることが好きなこと、旅行や出張に出かけるとき必要以上に早めに駅や空港に向かう傾向があることなどが挙げられます。
守谷の皆さんに逆に聞きたいのは、「典型的な日本のこと」、もしくは「典型的な守谷のこと」は何でしょうか? 今度ぜひ教えてください。

■ドイツ大使館主催の絵画コンテスト「わたしのドイツ」
今年もドイツ大使館は絵画コンテスト「わたしのドイツ2023」を主催します。今回のテーマは「ドキドキドイツ」です。小中学生が対象で、応募は9月8日(金)まで。
詳しくはホームページをご確認ください!

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