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もりやの技

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茨城県守谷市

■伝統を紡いでいく。
仲下(なかしも)青年会会長 染谷 博信(そめやひろのぶ)さん

毎年7月末の土曜日に開催されている八坂神社祇園祭。守谷が誇る伝統文化として、平成27年には市の無形民俗文化財にも指定されている行事です。
お祭りの見どころのひとつが、地区別に登場する5台の山車(だし)。そして、回転する舞台の上で披露される踊りとお囃子の演奏です。
仲下青年会会長の染谷博信さんも、お祭りで多くの人の視線を釘付けにしている踊り手の1人です。4.5mの高さがある仲下四町の山車は、市内で一番歴史が古く、「明治27年」に作られたものであるとか。
染谷さんが初めて山車の上で踊ったのは、まだ小学5年生の頃。幼い頃に山車で踊る人たちを見て憧れを持ち、「まるでスーパーヒーローのようなカッコいい存在でした(笑)」と当時を振り返ります。
初めは当時の踊り手だったお兄さんたちを見て一生懸命真似をしたそうです。「自分もあんな風に踊りたい!」という一心で、基礎動作を学び、何人もの踊りを研究して、今の自分の踊り方にたどり着いたそう。今では、面の表情によって踊りのパターンも変えられるほど。
練習は、毎年本祭の3週間前から始まり、当日まで毎日19時から21時まで行われています。「仕事のあとの練習はキツいですが、好きでやっているので(笑)。お面越しにもクスッと笑ってくれる反応が見れたり、自分の踊りで、みんなに楽しんでもらえると嬉しいですね」と笑顔で語ってくれました。
子どもたちへの指導にも熱心で、お祭りを通して地域の絆が深まっているのを感じるそうです。「踊れるところまで踊ったら、次の世代に引き継いで、伝統を守っていきたいですね」と話してくれました。

皆さんの身近で「技」を持っている守谷市民・出身の方がいらっしゃいましたら、ご紹介ください。

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