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国際交流員シュテファニーさんの「MORIYA滞在記」最終回

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茨城県守谷市

■Auf Wiedersehen!
いよいよ私が執筆する滞在記の最終回がやってきました。9月以降は後任者が滞在記を担当するので、楽しみにしていてくださいね。
最後に、皆さんに一言のドイツ語を教えたいと思います。守谷市のドイツ語講座を受講したことがある方をはじめ、既に知っている方は多いと思いますが、お別れの挨拶の「さようなら」はドイツ語で「Auf Wiedersehen.」(アォフ・ヴィーダーゼーエン)です。ただし、直訳すると「また会う時まで」になります。再び会う予定がまだ決まっていなくてもドイツでよく交わす挨拶で、たとえ地球の反対側に住んでいるなかなか再会できなさそうな相手とお別れする時でも、この再会の希望のニュアンスが含まれている挨拶を使います。
守谷市で国際交流員として働いている間、さまざまな年齢の市民と交流することができたことは私にとってかけがえのない経験になり、国籍と世代を超えた交流はこの仕事の醍醐味だと思います。偏見を持たない好奇心旺盛な子ども、将来の夢を追いかけている青少年、仕事と子育てに全力で取り組んでいる社会人、若い人に負けないぐらいの行動力と、偉大な知恵を持つシニア世代。私は全員から良い刺激をたくさんもらい、皆さんのおかげでなりたい自分に確実に近づくことができたと信じています。
講座やイベントに参加してくれた皆さん、街で見かけた時挨拶をしてくれた皆さん、広報の滞在記を読んでくれた皆さん、本当に心からありがとうございます。
個人的に、母国以外の国で暮らす時の最も楽しいことは「自分と違う国で生まれ育った気が合う人と一緒に過ごす時間」で、最も辛いことは「孤独」だと思います。4年間守谷に滞在していた間に、コロナ禍もあり、両方をたっぷり経験してきたので、今後の成長につながると信じたいです。
今月、新たな仕事と生活にチャレンジするために守谷から離れてしまいますが、皆さんへ最後にかけたい言葉は日本語の「さようなら」でも、英語の「Goodbye」でもなく、やっぱり私の母語のドイツ語の「Auf Wiedersehen」です。また会えますように。

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