■大盛況で幕を閉じた今年度のオープンスタジオ
4日間にわたって行われたアーカスプロジェクトのオープンスタジオが、11月26日に無事幕を閉じました。今年度は、ローラ・クーパーと進藤冬華(しんどうふゆか)の今後の活動につながる作品を発表しました。クーパーは、石岡市の猟友会の猪狩りを撮影した映像を軸に、カモフラージュに着想を得たお手製の狩猟着などを展示しました。進藤は、守谷や取手、常総の街に住む市民との幾重にも重なり広がってゆく交流とその過程で目にした風景や物などを配置し、さらに見つけた植物などから作ったお香を焚いたりして、心理的な独自の地図を作りました。
また、2人組のミロナリウによる特別展示では、2020-21年のオンラインで取り組んだお米の品種改良をテーマにした映像を発展させ、発表しました。会期の前半は、もりや市民大学の受講者や筑波大学芸術支援領域の学生たちが研修の一環で来場し、それぞれの成果を見学するとともにアーティストやディレクターの話に熱心に耳を傾け、質問をしていたことが印象に残っています。ガイドツアーや専門家を招いて行われたトークも盛況で、見て、聴いて、話して、今華開こうとしている現代アートをいろいろな角度から味わうことのできた秋の日々でした。
■アートカレッジを開催します!
今年度2回目は、「生態学的抵抗、修復、再生(仮)」です。1回目の講座を受講していない方も大歓迎です。ぜひご参加ください。
日時:2月3日(土) 11:00~12:30
会場:アーカススタジオ(オンライン同時配信)
講師:藤本裕美子(ふじもとゆみこ)(アーカスプロジェクト・コーディネーター)
参加費:1,500円
申込方法:QRコードから申し込む
※QRコードは本紙28ページをご覧ください。
問合先:アーカススタジオ(もりや学びの里内)
【電話】46-2600 (10:00~18:00)
【メール】arcus@arcus-project.com
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