守谷駅から1.2kmと、市街地に隣接する大規模自然緑地散策路「守谷野鳥のみち」。
自然豊かな総延長4.8kmの緑のネットワークを構成する、史跡「守谷城址」直結の新ルート。
守谷市観光協会の市民ボランティアの皆さんの奮闘により完成しました。
■11月10日(日) 一般供用開始
今回、新たに完成したのは、湿地コース下流域の既設木道から、守谷城址に直結する約320mの木道です。県北産のヒノキ材を使い、加工から設置まで守谷市観光協会の皆さんにより整備されました。10月17日には愛宕中学校で、つくばエクスプレス、国土交通省関東地方整備局、アサヒビールなどの企業、団体を招いての開業式を開催。手作業での木道制作のVTR上映には、会場から感嘆の声が漏れていました。
■「守谷野鳥のみち」の新「城址ルート」は異次元・高次元
守谷市観光協会 会長 作部屋 義彦
平成23年当時、林間コース完成後は、中心市街地と守谷市最大の史跡「守谷城址」直結の湿地水路沿い自然歩道を検討していましたが、技術力不足で棚上げとなっていました。その後の湿地コースの旧丸太道、本格木道、林間コースの藤の園などで技術を積み上げ、念願の城址直結の実現となったものです。
北相馬台地からの水の流下に沿った既設木道と違い、わずか320mとは言え、流下方向を横断、いくつかの池塘(ちとう)のヤナギノキ疎林を抜け、猛烈な葦原(あしはら)や笹薮を刈り払うという悪環境をこなす必要がありました。60cmの高床木道の整備には大変苦労しましたが、総ヒノキづくりの高規格で今後全国的に注目されると思われます。完成後も気候激変による葦(あし)・蔓(つる)の成長の対策など今後の管理が大変と予想されます。しかし、景観、雰囲気は最高です。異次元・高次元の快適な木道は、しなやかにカーブして深い自然に溶け込み、大自然を満喫できます。ゆっくりと大規模緑地の観察と歩行を楽しみ、同時に、守谷城址の歴史探訪も併せて、守谷市の二つの宝物を訪ねることが可能となります。ただ、歩行に当たっては、皆さんにぜひ守っていただきたい約束事があります。現場にも掲示していますが、危険防止・安全確保のため、火気・喫煙、夜間利用、歩きスマホなどは厳禁です。また、ランニングは木道を傷めるので不可、犬帯同は安全確保上の障害となるので絶対におやめください。民間施設の利用に当たっては、私たちとともに地域の財産を守り育て、安全に自己責任でご利用ください。
問合先:守谷市観光協会事務局(経済課 商工観光G) 内線269
<この記事についてアンケートにご協力ください。>