受け取る年金を増やすには、「任意加入」、「付加年金」、「追納」または「国民年金基金」などがあります。
これらにより納めた保険料や掛け金は全額社会保険料控除の対象となり、所得税や住民税が軽減されるメリットもあります。
■任意加入
国民年金の加入は60歳までですが、60歳までに受給資格期間(10年)を満たしてない方や、満額受給要件(40年)に満たない方など、65歳まで国民年金保険料を納めることができます。
任意加入のメリット:
・納付月数が多くなるほど65歳からの年金も多く受け取れます。
・要件を満たせば、万が一の際に障害基礎年金や遺族基礎年金が受け取れます。
■付加年金(ちょっぴり増やしたい方)
国民年金の一般保険料に加えて付加保険料(月400円)を納めると、老齢基礎年金受給時に200円×付加保険料納付月数で算出した額が加算されます。2年以上受給すると、納めた付加保険料以上の年金を受給できます。
※国民年金基金に加入している方は付加保険料を納めることはできません。
■追納(免除期間分の増額)
学生特例や免除・猶予の承認を受けた期間は、保険料を全額納付したときに比べ、年金が少なくなりますが、追納することにより、増やすことができます。
追納は、10年前までさかのぼって納めることができます。
※保険料免除などの承認を受けた期間の翌年度から起算して、3年度目以降に追納する場合は、当時の保険料額に経過期間に応じた加算額が上乗せされます。
手続に必要な持ち物:
・本人確認書類(免許証、マイナンバーカードなど)
・基礎年金番号通知書または年金手帳などの基礎年金番号が分かる書類
・預貯金通帳および金融機関への届出印(任意加入のみ)
申込・問合先:
・土浦年金事務所【電話】029-825-1170
・国保年金課 国保・年金G 内線105
■国民年金基金(選んで増やしたい方)
自営業者など第1号被保険者の方は、厚生年金と比べると、年金に大きな差が生じます。この差を解消するために、第1号被保険者の方が国民年金に上乗せできる公的な年金が「国民年金基金」です。日本国内に居住している20歳以上60歳未満の自営業者とその家族、自由業、学生などの国民年金第1号被保険者および日本国内に居住している60歳以上65歳未満の人で国民年金任意加入被保険者の方が加入できます。
詳しくは全国国民年金基金ホームページをご覧ください。
申込・問合先:全国国民年金基金 茨城支部
【電話】0120-65-4192
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