■第3章 守谷市の現在、そして未来へ
Q.守谷市の財政状況ってどうなの?
おかだ:どうなの?
ひめの:現状、市の経常的な支出については、市税などの経常的な収入で賄うことができています。
おかだ:じゃあ大丈夫そうですね!
ひめの:とはいえ…公共施設改修などの臨時的経費については、ふるさと納税制度に支えられて一度にたくさん実施できている状況です。
おかだ:ということは、もしふるさと納税制度がなくなってしまったら…?
ひめの:そうなってしまったら、学校や公民館、道路などの改修・修繕の頻度を減らしたり、その他の行政サービスを見直したりするなど、事業の取捨選択や経費削減が必要になりますね。
おかだ:将来の見込は立てにくい部分もあり、必ずこの通りにいくわけではありませんが、扶助費・公債費の増加などの影響を受け、今後財政状況が厳しくなっていくのは避けられません。
ひめの:だからこそ、市では「ふるさと納税」の収入が豊かな今のうちから、日々の業務の効率化や既存事業の統廃合など、持続可能な財政運営に向けた取り組みを行っているんですよね。
守谷市財政の歳出(扶助費、公債費)見通し(一般会計)
■番外編 守谷市のふるさと納税
ご紹介してきた財政状況のとおり、「ふるさと納税寄附」は守谷市にとって貴重な財源となっています。
市では、「ふるさと納税制度」を利用して守谷市を応援してくださる方々へ、魅力的な返礼品をたくさん用意しています。
家族・友人・知人など、ほかの地域で暮らしている方に、ぜひ、おすすめしてください。
自分が住んでいる自治体に寄附しても返礼品はもらえませんので注意!
○返礼品協力事業者を大募集!
返礼品(商品やサービスなど)をご提供いただける市内協力事業者を募集しています。全国への配送料を市が負担します。お気軽にご相談ください!
※返礼品は地場産品に限ります。
■守谷市の明るい未来を切り開くために
守谷市長 松丸修久
本年度は、市長として2期目の任期の最終年を迎えることになります。2期目の4年間は、新型コロナウイルス感染症の対応に追われながらの市政運営を余儀なくされてきましたが、ようやくコロナ禍前の日常を取り戻しつつあると感じています。今後は、なお一層市民の幸福度を高める施策を推進するとともに、SDGsやグリーンインフラ、カーボンニュートラル、デジタルトランスフォーメーションといった理念や技術を取り入れ、新しい時代に対応したまちづくりを進めてまいります。
また、昨年12月に国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の地域別将来推計人口」では、本市の人口は今後も引き続き増加が続き、2050年には7万6000人を超えるとされました。この将来予測につきましては、独自に分析する必要がありますが、今後も人口増加を継続していけるよう努めてまいります。さらに、昨年11月10日には「東京ヤクルトスワローズファーム施設に関する基本協定」を、株式会社ヤクルト本社・株式会社ヤクルト球団・茨城県・守谷市の四者で締結いたしました。東京ヤクルトスワローズの本市進出を機に、多くの市民・子どもたちに夢を与え、より一層スポーツの力を活用した地域活性化を図り、交流人口や関係人口の創出・拡大につなげ、夢と希望にあふれるまちづくりを進めてまいります。
そのうえで、令和6年度の重点政策である「わくわく子育て王国もりや」、「いきいきシニア王国もりや」、「地域主導・住民主導による市民王国もりや」、「スマートデジタル王国もりや」の4本の柱に、「王国もりやの未来づくり」を加えた、4+1の「もりやビジョン」の実現に向けたまちづくりを引き続き推進してまいります。
今後も、市民の皆様とともに、守谷市の明るい未来を切り拓くために、全身全霊で取り組んでまいります。ご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
3月定例月議会で、松丸市長が述べた今年度の施政方針を、一部抜粋して掲載しています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>