■背中を押してくれたのは家族。
尚美学園大学女子硬式野球部 沢田美羽(さわだみう)さん
「バシッ!!」ボールがミットに収まる心地良い音。取材のためキャッチボールに応じてくれたのは、全日本大学女子硬式野球選手権大会で、1年生ながらピッチャーを務め、見事優勝を果たした沢田美羽さん。キャッチボールとはいえ、キレのある投球に圧倒されてしまいました。
野球を始めたのは小学4年生の頃。それまではサッカーをやっていましたが、野球経験者であるお父さんの勧めをきっかけに、弟も所属していたスポーツ少年団・守谷ドルフィンズで野球を始めることに。入団当初は唯一の女子メンバーでしたが「野球をしているときのほうが、伸び伸びと楽しそうにしていたと両親に言われました」と当時を振り返ってくれました。
中学になると、学校の野球部に所属しながらオール茨城女子のクラブチームでもプレーし、高校では女子硬式野球部に所属しました。いろいろなポジションとチームを経験し、現在は西武ライオンズで活躍した新谷博さんが監督を務める優勝常連校の尚美学園大学女子硬式野球部で活躍する沢田さん。野球の好きなところを伺うと、「勝負できるところ、バッテリーで組み立てたとおりに三振が奪えた時はとても楽しいですし、でもやっぱり一緒に練習してきた仲間と勝てるのが嬉しいです!」と笑顔で答えてくれました。昨年春の大会では逆転負け。悔しい思いをバネに必死に練習して挑んだ夏の大会で、見事優勝を果たしました。「野球をやめずにこれたのは、家族をはじめ、これまでお世話になった皆さんのおかげです。続けるか悩んでいたときに、背中を押してくれたので。できるところまでやってみようという気持ちになれました!」と感謝の気持ちを話してくれました。
そんな沢田さん、最近一人暮らしを始めたそうで、部屋で動画や映画を見たりして休日を過ごしているとのこと。「もう少し実家に帰ってきてほしい」とお父さんは少し寂しい気持ちになっているそうです(笑)
最後に「目標は昨年悔しい思いをした春大会でのリベンジ。夏大会では連覇です!」と意気込みを話してくれました。
皆さんの身近で「技」を持っている守谷市民・出身の方がいらっしゃいましたら、ご紹介ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>