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10月は里親月間 10月4日は里親の日です

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茨城県守谷市

里親制度は、さまざまな事情により家族と暮らせない子どもたちに家庭生活を提供する制度です。子どもが実家庭に帰るまでの一定期間の養育を担うもので、家庭生活を必要とする子どものための制度と言えます。
現在日本には、さまざまな事情によって家族と暮らせない子どもが約4万2千人いて、そのうち約2割の子どもが里親家庭で生活をしています。子どもが成長する過程には、特定の信頼できる大人との間での愛着形成がとても重要です。
そのため、より多くの子どもたちが家庭と同じような環境で生活できるよう、里親家庭での養育を推進しています。

家族と暮らせない子ども:約42,000人
・里親家庭・ファミリーホーム(※1)で暮らす子ども…約23%
・児童福祉施設などで暮らす子ども…約77%
※1 小規模住居型児童養育事業(養育者の住居において、児童5~6人を養育する事業)

■知ってください 里親のこと
茨城県民間フォスタリング機関 里親リクルーター
増子洋一(ましこよういち)さん

○家族と暮らせない子どもは県内に約710人
令和6年3月末時点で県内には、家族と暮らせない子どもが約710人います。そのうち里親家庭などで生活する子どもは約150人。その割合は約21%と全国平均の23%を下回る状況にあります。

○虐待相談対応件数は年々増加
子どもが児童相談所に保護され、児童福祉施設や里親家庭で生活している背景には、親の健康状態や経済状況、両親の離婚などのさまざまな理由のほか、虐待の問題があります。令和4年度の虐待相談対応件数は約4千件を超え、年々増加傾向にあります。
出生数の減少、少子化が社会問題となる一方で、虐待相談対応件数の増加は虐待自体が増えていると言っても過言ではありません。

○国では里親委託を推進
国では平成28年の児童福祉法改正により、全ての子どもを養子縁組、里親を含む「家庭」で育てるという新しい「家庭養護原則」をうたっています。これは全ての子どもに家庭で育つ権利を保障するものです。
茨城県においても、家族と暮らせない子どもたちに家庭生活を提供する里親を広く募集しています。

○興味がある方は
茨城県民間フォスタリング機関さくらの森乳児院では、里親制度を知ってもらうためのお話し会を定期的に開催しています。
そこでは里親制度の概要を知ることができるとともに、実際に里親をしている方の体験談を聞くこともできます。もちろん個別相談も随時対応していますので、関心のある方は当機関までご連絡ください。

■〈お話し会〉知ってみよう 里親のこと
日時:
(1)10月8日(火) 10:00~12:00
(2)10月23日(水) 14:00~16:00
場所:
(1)牛久市保健センター2階 保健指導室
(2)古河福祉の森会館 研修室6
対象:里親制度に関心のある方
定員:各回10人程度
料金:無料
申込方法:各回開催1週間前までに電話またはQRコードから申し込む
※QRコードは本紙36ページをご覧ください。
申込先:【電話】080-8434-3329 増子

里親に関する相談・問合先:茨城県民間フォスタリング機関(※2) さくらの森乳児院
直通【電話】080-8434-3329(担当:増子)
※2 茨城県民間フォスタリング機関とは…茨城県から業務委託を受け、里親支援並び養子縁組に関する支援を実施する事業者です。

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