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もりやの技

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茨城県守谷市

■「かもしれない」運転を心がけて
関東鉄道株式会社 バス運転士
田中 正利(たなかまさとし)さん

1913年(大正2年)に関東鉄道常総線が開業、その後も鉄道のほか、路線バスやコミュニティバスの運行など守谷市民の交通に密接に関わってきた、関東鉄道。今回は、その歴史ある会社で36年間バスの運転士として働いている、市内在住の田中正利さんにお話を伺いました。田中さんは、茨城県バス協会長表彰受賞、旅客バス運転経験10年以上、7年間責任事故なし、など厳しい条件を満たしている方に与えられる「関東運輸支局長表彰」を受賞している熟練ドライバーです。
バスの運転士になる前は、トラックの運転士をしていたという田中さん。「昔から大きい乗り物に憧れがありました。トラックの運転士を続けていく中で、人々の足になり目的地に送り届けたいと思い、バスの運転士になりました」と当時のことを振り返ってくれました。田中さんが毎日の運転で心がけていることは、とにかく「急」のつく運転をしないこと。また、走行中は「だろう運転」ではなく、常に危険を想定しながら運転する「かもしれない運転」を意識しているそうです。やりがいを伺うと、「やはりお客様からの「ありがとう」。定刻にお客様を送り届けて御礼を言ってもらえたときは、この仕事をしていてよかったと感じます」とのこと。
そんな田中さん、運転士を続ける上で大切にしているのは日々の体調管理。早番と遅番のシフト制で、午前4時に起きて出勤することもあるそうです。「運転士も不足しているので、なおさら穴を空けられませんね。あと、お酒も休みの時しか飲めないですね(笑)」と運転士ならではの苦労を話してくれました。
今後の目標は、「定年まであと4年、無事故で、皆さんを安全に目的地に送り届けたいと思っています。プライベートでは健康的に過ごすために、最近ウォーキングを始めました」と笑顔でお話してくれました。インタビュー中、写真のポーズを提案する場面もあり、終始気さくな人柄が垣間見えた田中さんでした。

皆さんの身近で「技」を持っている守谷市民・出身の方がいらっしゃいましたら、ご紹介ください。

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