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『ARCUS』現在のアート・芸術文化を守谷から。

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茨城県守谷市

■アーカスの2024年度を振り返る
2024年度、アーカスは、アーティスト・イン・レジデンスに、オーストリアから、人間と蚕の関係の歴史を紐解いて作品づくりをしたエヴァ・ザイラー、インドネシアから、インドネシアの劇作家ダナルトの仕事をとおして日本とインドネシアの文化交流について調べた7人組ハイフンー、そして沖縄県から、水戸射爆場の歴史から沖縄県の米軍基地の未来を占う作品を構想した丹治(たんじ)りえを迎えました。ハイフンーは、メンバーの1人、チタが3カ月をとおして滞在し、他のメンバーが1カ月ごとに交代して守谷にやってきました。この街は、自転車でどこにでも行けるし制作に必要なものがなんでも揃うと、アーティストたちは充実した調査と制作に励みました。
また、芸術とそれに関連する領域から専門家を迎えて行う短期のレジデンスプログラム「アーカス・リサーチ」では、シンガポール、オーストラリア、ロシア、ベルギー、オランダ、デンマーク、カナダ、日本から合計8人のアーティストやキュレーターが参加しました。開始してまだ3年目ですが、こうしてみると国際色豊かなプログラムに育ってきています。
そして、市民の皆さんと現代アートを作ることのおもしろさを分かち合うラーニングプログラムでは、世界で一枚のTシャツを刷る池田佳穂(いけだかほ)さんによるワークショップ「ホル・スル(彫る・刷る)」、また日比野克彦(ひびのかつひこ)さんによるヒビノホスピタルを行いました。ヒビノホスピタルは、なんと81回目。アーカス誕生から30年の歴史の厚みを感じさせつつも、想像力と創作意欲を刺激する時間となりました。
2025年度も、たくさんのアーティストや専門家を迎えてさまざまなプログラムを行っていきますので、ぜひご期待ください!

問合先:アーカススタジオ(もりや学びの里内)
【電話】46-2600 (10:00~18:00)
【メール】arcus@arcus-project.com

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