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古川宇宙飛行士から守谷市へ宇宙飛行記念品が返還されました!

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茨城県守谷市

守谷市に縁のある宇宙飛行士・古川聡さんが、2023年8月から2024年3月にかけての国際宇宙ステーションの長期滞在ミッションを終え、守谷市の宇宙飛行記念品としてお預けしたこじゅまるを持って来庁しました。
今回が2回目の宇宙飛行となった古川さん。国際宇宙ステーションに滞在した6カ月半、無重力環境でのさまざまな実験や、有人月探査に向けた技術実証を行ったそうです。
こじゅまるを連れての宇宙飛行、お疲れさまでした。

初めて宇宙から見た地球は、まるで一つの生き物のように感じました。そして、絶妙なバランスで生きている地球を大切にしなければならないと感じたんですね。宇宙で数カ月を過ごしているうちに、故郷は「日本」ではなく「地球」だと考えるようになったのを覚えています。
国際宇宙ステーションは無重力に近い環境です。私が行った実験の一つに、細胞がどのように重力を感じているかというものがありました。今は基礎的な研究ですが、地上での我々の生活をより良くすることにつながる実験に取り組んでいます。
古川聡(ふるかわさとし)宇宙飛行士

■古川さんに聞いた宇宙のおはなし「夢に向かって、一歩踏み出して。」
○宇宙飛行士になったきっかけは?
テレビ番組を見て子どもの頃から宇宙に憧れを持っており、宇宙関係の仕事をしてみたいと漠然と思っていました。
その後、医師になり忙しく働いていましたが、当直を担当していたある日、宇宙ステーションに滞在してミッションに取り組む人を募集するというニュースを見て、「これはぜひやってみたい!」と思ったんです。そのとき、子どもの頃からの宇宙への憧れが蘇って、応募してみようと思いました。

○宇宙の生活で一番大変だったことは?
物がなくなりやすいことです。マジックテープで留めておかないと、すべてのものが知らない間に浮いていってなくなってしまいます。机に置いたものがなくなっていると、反射的に机の下を見てしまいましたが、重力がないので浮いていってしまうんですね。

○宇宙飛行士になるためにはどんなことを学んだ方がいいですか?
国籍を超えたチームで活動するので、英語は話せた方が良いと思います。
そして、何か専門を持つと良いですね。自分の好きなことを見つけると、仲間に貢献できるようになると思います。また、何かしらのチーム活動にも取り組んでおくと良いと思います。

○これからの古川さんの活動は?
今年、大西(おおにし)宇宙飛行士と油井(ゆい)宇宙飛行士が宇宙ステーションでミッションを行うので、支援していきたいと思います。
皆さん応援よろしくお願いします!

○子どもたちへのメッセージをお願いします
まず、勉強だけでなく、運動、身の回りの活動、何でも取り組んでみて、自分が打ち込みたいことを見つけてほしいと思います。
そして、夢を持つこと。こんなことをしたい、こんな人になりたいという具体的なイメージがあると良いと思います。もちろん、必ず叶うわけではないけれど、夢に向かって一歩踏み出して、挑戦して、少しでも近づいていってほしいと思います。皆さんの夢が叶うよう、私も応援しています!

今後とも宇宙開発の発展に向けて、古川さんのご活躍をお祈りしています。

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