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自治体の皆さまへ

霞台クリーンセンターみらい(1)

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茨城県小美玉市

■環境にやさしく資源を回すサステナブルな未来へ。

#循環型社会
#ゼロカーボンシティ
#再生可能エネルギー

◆施設概要
所在地:高崎1824番地2
敷地面積:約34,870平方メートル
延床面積:約12,760.78平方メートル
構造・規模:ピット階・地上6階、鉄骨鉄筋コンクリート造
設備:ごみ焼却施設、リサイクルセンター
建設工事費:153億円(税抜/設計・建設業務)

◆サステナブルな未来へ。
令和3年4月に新広域ごみ処理施設としてオープンした「霞台クリーンセンターみらい」。小美玉市、石岡市、かすみがうら市、茨城町の4つの自治体で構成する霞台厚生施設組合が一般廃棄物処理の拠点として整備した施設です。最新技術を導入し、公害防止基準を守るだけでなく、飛灰量の削減や資源化を実現しています。また、ごみを燃やした熱で発生する蒸気を利用した発電設備を持つなど、再生可能エネルギー施設としてカーボンニュートラルに向けた地球温暖化対策に寄与しています。他にも未来に向けた環境学習ができる体験型学習機能を備え、世界的課題であるSDGsが注目される中で再生可能エネルギーの活用による循環型社会の形成に大きく貢献しています。

◆リサイクル率上昇中。
リサイクル率は「ごみ処理量のうち資源としてリサイクルされた割合」と環境省が定義しています。市のリサイクル率は33%⦅令和3年度⦆と、県内で3番目の高さになりました。霞台クリーンセンターみらいでは草木のリサイクルを新たにスタートし、燃焼によって残る灰も100%リサイクルしています。リサイクル率が向上しただけでなく、最終処分量も大きく減少しています。


環境省の定義したリサイクル率では、熱回収・利用(サーマル・リサイクル)はリサイクル量として含まれていません。
出典:令和3年度一般廃棄物処理事業実態調査(環境省)

#循環型社会?
廃棄物を最小限に抑え、有限な天然資源を効率的に利用することで消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減された社会。実現に向けて3Rの推進などの取り組みがあります。
※3R (1)発生抑制(リデュース:Reduce)
(2)再使用(リユース:Reuse)
(3)再利用(リサイクル:Recycle)

#ゼロカーボンシティ?
2050年までに、二酸化炭素やメタンガスなどの温室効果ガス(カーボン)の排出量を実質ゼロにすることを目指すと宣言した自治体のこと。小美玉市は令和2年7月28日に宣言しました。

#再生可能エネルギー?
水力、風力、地熱、バイオマス、太陽光など、一度利用しても比較的短期間に再生が可能で、資源が枯渇せずに繰り返し利用できるエネルギーのこと。資源に限りのある化石燃料とは異なり、発電時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないため、環境にやさしいエネルギーです。

○ごみ焼却で発電!地産地消エネルギー!
蒸気タービン発電機を導入して、焼却で発生した熱を利用して発電しています。発電した電力は組合を構成している自治体の小中学校や公共施設で使われます。余った電力で得る収入は約3億7千万円で、運営費などに充てられます。

○コスト削減!DBO方式の管理・運営!
発注者が資金を調達して、設計(Design)・建設(Build)・運営(Operate)を事業者が実施するDBO方式(公設民営方式)で建設されました。これによりコストパフォーマンスが高く、事業全体のコスト削減を実現しています。

○ごみを循環する!資源回収率は79.45%
搬入されたごみは焼却と資源に分けられます。焼却後に残った灰は建築資材などに再利用されます。ペットボトル・カン金属などの資源物は破砕・磁選別・手選別などさまざまな工程を経てリサイクルされます。搬入された資源物の資源回収率は79.45%になります。

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