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自治体の皆さまへ

《あなたも参加してみませんか?》子どもへの寄り添いを通した顔の見える関係づくり

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茨城県小美玉市

■学校を起点に、住民同士がつながる地域づくりを
小美玉市教育委員会 羽鳥文雄(はとりふみお)教育長

近年、地域社会のつながりの希薄化などが課題となっています。そのため、市は4つの柱を重点として、地域学校協働活動に取り組み、子どもたちへの寄り添いを通して、地域で暮らす人同士がつながる地域づくりを進めています。
地域学校協働活動の充実に向けて実施している各種協議会や研修会で、出席者の皆さまから「子どもたちの学習のお手伝いをしたい」「将来、子どもたちに地域で活躍してほしい」といった声を数多くいただき、大変うれしく思います。「地域の宝」である子どもたちが夢や希望をもち、健やかに育っていく地域社会の実現のために、今後とも皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

◆地域学校協働活動4つの柱
(1)学習支援
保護者や地域のボランティアによる学習支援、学びの充実
(2)環境整備
除草や栽培活動、施設の修繕
(3)安全・安心の確保
見守り活動、地域での防災教育
(4)文化・伝統の継承
四季折々を体感する活動、次代の担い手育成

(1)学習支援
つながるポイント:学習を通して世代を超えた交流

《参加者の声》学習支援ボランティア 羽鳥光子(はとりみつこ)さん
子どもたちと一緒にミシンの学習をして、楽しい時間を過ごさせていただきました。学校に出かけるのが楽しみでもあり、有意義な時間になりました。子どもたちの成長する姿が、すばらしかったです。

○家庭科の学習支援
家庭科の学習支援では、学校や学校運営協議会の方による声かけにより、保護者・地域の方(総勢400人)にご協力いただきました。
裁縫や調理実習など、約70学級で2,000人以上の子どもたちをサポートすることができました。
裁縫支援:美野里中学校
授業後、参加者同士の交流が生まれました。
調理実習:小川南小学校

○書写の学習支援
書写の学習支援では、「とめ、はね、はらい」などを子ども一人ひとりに丁寧に教えていただきました。
小川南小学校

○企業と連携
職業体験や町探検など、地元企業と連携した学習支援も進んでいます。(株)クレハ、ぺんてる(株)などによる出前授業やスーパーマーケットの見学を行いました。
玉里学園義務教育学校

(2)環境整備
つながるポイント:活動を通して、団結力アップ!
○羽鳥小学校「羽鳥っ子応援団」
学校運営協議会と協力して「羽鳥っ子応援団(学校支援ボランティア)」を結成しました。奉仕作業では、保護者や地域の方に加え、子どもたちや教職員も参加し、学校の周辺をきれいにすることができました。

学校運営協議会 小林晃一(こばやしこういち)委員
「コミュニティ活動の原点は小学校区」ですが、改めて協働の力と意識を実感しました。小学校を地域のシンボルとして、多様な活動が幅広く展開されることを願っています。

《参加者の声》美野里中学校 1年 荒井優衣(あらいゆい)さん
卒業生として、奉仕作業に参加できて良かったです。活動を企画してくださった学校運営協議会の皆さん、ありがとうございます。次回もあれば、参加したいと思っています。

○竹原小学校「稲刈り」
《参加者の声》地域の方々のおかげで、稲刈り体験をすることができました。もち米で作ったおかきはとてもおいしかったです。

(3)安全・安心の確保
つながるポイント:みんなでつくる安全・安心
○堅倉小学校「防災教室」
住みよい堅倉をつくる会が主催となり、日曜日を登校日として、防災学習や放水体験などを実施しました。

《参加者の声》堅倉小学校 6年 木名瀬乃蒼(きなせのあ)さん
地域の方から、東日本大震災当時の被害の様子を聞き、地震が起きた時に自分のできることや備えについて考えました。これからは積極的にあいさつなどしていきたいです。

○小川北義務教育学校「防災フェスティバル」
小川北(野田・上吉影・下吉影地区)コミュニティと、子ども会育成連合会が協力して実施しました。

さわやかな野田をつくる会 髙野睛夫(たかのはるお)会長
学校統廃合後、新しい枠組み(野田・上吉影・下吉影合同)での地域コミュニティ活動第一弾として、防災フェスティバルを実施しました。久しぶりに皆さんの笑顔に触れ、充実した一日を過ごすことができました。

○小川南小・中学校「見守り活動」
《参加者の声》
交通量が多いので、道路の横断が危険なときもあります。子どもたちの安全のために見守っています。

(4)文化・伝統の継承
つながるポイント:ふれあいを通して地域のよさを発見
○納場小学校「納場っ子まつり」
《参加者の声》納場小学校3年 檜山侑里(ひやまゆうり)さん
メンコをやるのは初めてだったので、とても楽しかったです。とくに、みんなとたたかって、メンコ同士をはじくところが盛り上がりました。またやってみたいです。

○竹原コミュニティ「コスモス摘み」
竹原コミュニティでは、約400万本のコスモスを種から育てており、毎年秋には県内外から見物客が訪れます。コスモスは摘んで持ち帰ることができ、地域の子どもたちも楽しんでいます。

《参加者の声》
コスモスを摘んで、お母さんにプレゼントできました。コスモスを育ててくれた皆さん、ありがとうございました。

竹原学区 保護者
秋にはコスモスが満開となり、まるでピンクのじゅうたんを敷いたよう!地域の方から話を聞いたようで、子どもが近所のみんなとコスモスを摘んできてプレゼントしてくれました。

学校と地域が連携・協働しながら、子どもも教師も地域の方々もみんなが楽しめるような地域学校協働活動を進めていきます。

詳しくはこちら:【ID】009163(二次元コードは紙面をご参照ください)

問合せ:生涯学習課 生涯学習係
【電話】0299-48-1111(内線2263)

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