「あの子、大丈夫かな…」。あなたの周囲に、虐待が疑われるような子どもはいませんか。児童虐待のほとんどは、家庭という密室の中で起こっており、時には「しつけ」と称して、暴力が振るわれることも…。
子どもや保護者の様子に「何か変だ」と思ったら、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」(いちはやく)に電話してください。子どもを守るためには、周囲の人たちが虐待にいち早く気づき、救いの手を差し延べる必要があります(※)。
※出典:政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202011/3.html)
■児童虐待のサイン
◇子どものサイン
・いつも泣き叫ぶ声がする
・不自然な傷や打撲のあとがある
・衣類や体がいつも汚れている
・表情が乏しい、活気がない
・夜遅くまで一人で遊んでいる
◇保護者のサイン
・地域などと交流が少なく孤立している
・小さい子どもを家においたまま外出している
・子どもの養育に関して拒否的、無関心である
・子どものけがについて不自然な説明をする
■虐待かもと思ったらまずは連絡を
子どもや保護者から心配なサインが見られたら、児童相談所虐待対応ダイヤル189(いちはやく)へご相談ください。
通話料は無料で、お近くの児童相談所につながります。匿名でも結構ですので迷わずお電話ください。専門家が対応し、秘密は厳守されます。
■相談できる場所があります
◇相談LINE
子育てをしている中で辛い思いを抱えている方は、匿名で相談できる「相談LINE」を利用することができます。
相談LINE(こども家庭庁)(二次元コードは本紙をご参照ください)
◇電話・対面
小美玉市こども家庭センターの子ども家庭支援員に、電話や対面で相談することができます。
相談時間:9:00~17:00(土日祝日を除く)
■全国で行われているオレンジリボン運動
オレンジリボンは子ども虐待のない社会への実現を目指す活動のシンボルです。一人でも多くの方に子どもへの虐待の問題に関心を持っていただき、地域の見守りによって虐待のない社会を築くことを目指しています。
オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン(こども家庭庁)(二次元コードは本紙をご参照ください)
■しつけと体罰は違います
子どもへの体罰は法律で禁止されています。子どもの権利が守られる社会を実現してくためには、しつけと称した体罰がなくなるよう一人ひとりが意識を変えていく必要があります。
しつけ?体罰?これってどっち?(こども家庭庁)(二次元コードは本紙をご参照ください)
◇しつけ
子どもの人格や才能などを伸ばし、社会において自律した生活を送れるように、子どもをサポートして社会性を育む行為
◇体罰
子どもの身体に何らかの苦痛を引き起こしたり、不快感を意図的にもたらしたりする行為(罰)
問合せ:こども家庭センター
【電話】0299-56-6640
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