文字サイズ
自治体の皆さまへ

《栄養士コラム》和食文化の魅力を再発見しよう

10/14

茨城県小美玉市

■和食文化とは?
日本の風土と自然を敬う精神が育んだ食文化です。世界に誇る食文化を、次世代にしっかりつないでいけるよう、和食の魅力を再発見していきましょう。

■和食離れが進む日本
日本では、食の欧米化が進み和食離れが進んでいます。このままでは、和食のスタイルや作法、伝統食材や調理法が、次世代へ継承されない恐れがあります。
地域の集まりや家族の食卓を大切にし、和食体験を積み重ねていきましょう。

■まずはここからはじめてみよう
・旬の食材を使い、だしや素材の味を生かした和食を作っていきましょう。
・行事食を家庭でも実践していきましょう。

■「和食」の4つの特徴
(1)多彩で新鮮な食材とその持ち味の尊重
・新鮮な食材の活用
日本には、海、山、里と豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。
・和食の多彩な調理法
日本の軟水は、口当たりがやわらかいため、水を使った調理法が発達してきました。和食では主に、生のまま(切る)、煮る、焼く、蒸すなどがあります。
・素材の持ち味を引き出すうま味
和食では欠かせないだし。よく使用されるだし素材にはかつお節、昆布、煮干し、干ししいたけなどがあります。うま味を上手に使うことで、少量の調味料で、和食ならではの繊細な味わいを生み出せます。

(2)健康的な食生活を支える栄養バランス
ご飯を中心に、魚、肉、野菜、豆類、海藻など多様な食材を使ったおかずと組み合わせる和食からは、栄養をバランスよくとることができます。素材の持ち味とだしのうま味を生かす調理法が多いので、過剰なエネルギー摂取を抑えることもできます。

(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現
日本人は昔から、自然の美しさや季節の移ろいを大切にしてきました。中でも、旬の食材を使うことにこだわり、旬を「走り」「盛り」「名残」の3つに分けて、季節の変化を繊細に味わってきました。盛り付けでは、季節に合わせた葉や花を添え、料理を美しく演出します。さらに、器も季節感を演出するのに一役買っています。

(4)正月などの年中行事との密接な関わり
年中行事とは、年の節目や通過儀礼などに行う行事のことで、その際に用意される特別な料理には、家族の健康・子の成長・豊作などを願う思いが込められています。行事を実践することは、日本の文化を次世代へ伝え、家族の絆を深めることにつながります。

過去の栄養士コラムはこちら:【ID】007562(二次元コードは本紙をご参照ください)

問合せ:健康増進課 小川玉里保健係
【電話】0299-58-1411

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU