■市の医療費の現状
令和5年度の市の医療費の統計によると、「新生物」(がん)による医療費が最も多く、次いで「糖尿病」「腎不全」「高血圧性疾患」となっています。医療費は、高齢社会の進行、慢性疾患の患者の増加等により、年々増える傾向にあります。これらが発症するのは、食事・運動・休養などの生活習慣と大いに関係しており、塩分の過剰摂取は高血圧だけでなく、慢性腎不全に影響を及ぼします。日頃から適正体重の維持につとめ、減塩を意識するなど、健康づくりを心がけましょう。
■適正なエネルギー摂取量
自分のエネルギー摂取量が適切かどうかは、体重の変化を見ることで分かります。体重の増減は、エネルギーの摂取量と消費量のバランスの目安です。
■体格指数で自分の体型をチェック!
自分の体型をチェックするのに便利なのが体格指数(BMI)です。生活習慣病の予防には、BMIの数値が各年齢のBMI目標値の範囲内に維持することが望ましいです。自分のBMIを定期的にチェックしましょう。
○BMI計算式
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
○各年齢のBIM目標値
・18~49歳:18.5~24.9
・50~69歳:20.0~24.9
・70歳以上:21.5~24.9
■食塩は控えめに!
食塩をとり過ぎると、血圧が上昇し循環器疾患のリスクが高まり、胃がんのリスクが上がります。濃い味付けに慣れている人にとって、減塩を実行することは難しいものです。最初からきっちりと減塩してしまうと、食事の楽しみがなくなり、ストレスを感じてしまうこともあります。まずは一品から、徐々に薄味に慣れていくなど、できるところから減塩に取り組んでいきましょう。
○減塩クッキングの工夫
(1)コクや酸味を加える
油で炒める、粉チーズを少量まぶす、酢の酸味で味に変化をつける等で、減塩につながります。
(2)スパイスや香りを活用
香辛料や香味野菜などを使用することで、味にアクセントが加わり風味豊かになります。
(3)焼き目をつけて香ばしく仕上げる
食材にしっかり焼き色をつけることで、香ばしさが出て、美味しく食べられます。
過去の栄養士コラムはこちら:【ID】007562
(二次元コードは本紙をご参照ください)
問合せ:健康増進課
【電話】0299-48-0221(内線4003)
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