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《特集》モルックしようぜ!(1)

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茨城県常総市

モルックを知っていますか?
モルックとは、フィンランド発祥のスポーツで「モルック」(木の棒)を投げて、「スキットル」(数字が書かれた木の棒)を倒して点を取っていくゲームです。
とても簡単なルールで老若男女問わず楽しめ、昨今は競技人口が急増しています。
日本モルック協会の調査によれば、約165万人の競技人口がいると推定され、今注目のスポーツの1つです。
今月号では、そんなモルックの日本ランキング1位となった当市出身の落合さんにモルックをはじめたきっかけやモルックの魅力を伺いました。
※Mölkky(R)はTactic社の登録商標です。

■落合 剛
モルック日本ランキング1位(JMAポイントランキング2023年度(2023年8月~2024年6月))
2024函館モルック世界大会国別対抗戦日本代表

▽PROFILE
1988年生まれ、石下中学校出身。

[主な戦績]
○2024函館モルック世界大会
・国別対抗戦5位
・本戦ベスト32
○第10回記念大会モルック日本大会in鹿児島
・優勝
○ハチノス2023大会
・優勝
○X10 Tournament(ばってんトーナメント)
・準優勝
○第1回宮城モルックダービー
・ベスト4

▽きっかけは友人の誘い
「最初は断ったんですよね。どうせ面白くないだろうし、興味なかったんで。その後もモルックをやろうよと何回も粘り強く誘ってくれたので、そこまで言うなら1回やってみるかなって流れで、モルックをやることになりました」そう話してくれたのは、モルックを始めて4年で日本ランキング1位にまで上り詰めた、落合剛さん。
「つくば市の洞峰公園で初めてモルックをやりました。ルールも教えてもらって、実際にやってみたら率直に楽しかったですし、シンプルにゲームとして面白かったです」
そこからルールを覚えてプレーする中でモルックの魅力に惹かれ、毎日モルックをプレイするまで没頭するようになりました。

▽シンプルだけど奥深い
モルックは一投毎に状況が変化していきます。
最初はボウリングのピンのように綺麗に並んだスキットル(数字が書かれた木の棒)ですが、モルック(木の棒)を投げることで、配置が難しくなったり、どんどん距離が離れていきます。
「距離やスキットルの配置により難易度が変わり、頭脳と体力を使う戦略性がモルックの醍醐味だと感じています。得点が50点ピッタリになった方が勝ちなので、相手が後何点で上がるとかも考えて邪魔したりしなきゃいけないとか、いろいろ考えることが本当に実は多いんです。シンプルそうに見えるゲームでも、結構頭を使って戦略を練り、体を使ってやるところが魅力ですかね」とモルックの魅力を教えてくれました。

▽本気で取り組むことを決意
落合さんがモルックを競技として本気で取り組み始めたのは、今から約4年前のことです。
当時、モルックの競技人口はまだ少なく、モルックの動画もインターネット上にほとんど掲載されていない状態でした。人気が出始めたばかりで、熱心にやっている選手はわずか数百人程度だといいます。そんな状況で、落合さんは「競技人口が少ない今ならトップを目指せるかもしれない」と考え、競技に本格的に挑戦することを決意しました。

▽日本ランキング1位への道のり
一般社団法人日本モルック協会では数年前から、公式大会や公認大会の上位者にポイントが付与される「ポイント制度」を導入しています。このシステムにより、年間を通じて獲得したポイントでランキングが決定されます。
ランキング1位を目指すため、落合さんは様々な大会に積極的に参加し、経験を積んでいきました。
初年度は緊張やプレッシャーから、思うような結果が出せないこともありました。しかし、何度も試合に出場する中で、精神面や技術面の向上を実感し、次第に大会でも安定した成績を残せるようになっていきました。
努力の結果、落合さんは2023年8月~2024年6月年間のポイントランキングで1位に輝きました。安定した成績が評価され、日本モルック界のトップに立つことができたのです。

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