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常陸大宮市史編さんだより Vol.83

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茨城県常陸大宮市

◆『常陸大宮市史資料叢書(しりょうそうしょ)』シリーズ 第2冊目を刊行しました!
『常陸大宮市史資料叢書』シリーズは、『常陸大宮市史』本編や『常陸大宮市史研究』の調査の過程で得られた貴重な資料や調査成果を取り上げ、わかりやすくまとめた資料集です。この度、近現代史部会の監修により『常陸大宮市史資料叢書2 近現代1 描かれた常陸大宮の暮らし-会沢忠(あいざわただし)の記憶画にみる明治・大正・昭和-』を刊行しました。
茨城県久慈郡諸富野村(くじぐんもろとのむら)(現在の常陸大宮市諸沢)で生まれ、明治・大正・昭和時代を過ごした会沢忠は、暮らしの様々な場面を絵(記憶画(きおくが))と文章で残しました。記憶画には農林業を営む様子や祭礼への参加、戦争中の暮らしなどが詳細に描かれています。本書の第1部では、会沢忠が描いた約180点の記憶画を、難しい言葉の解説や、記憶画に描かれている昔の道具の写真などとともに掲載しました。当時の暮らしを知らない若い世代の方々にも視覚的にわかりやすく、楽しんでいいただけるものになっています。
第2部では、記憶画が描かれた時代的背景やその内容を分析した解説を収録しており、広く市民の皆さんが地域の歴史に触れるガイドとして活用していただける内容です。小中学生や、歴史を学ぶ学生にもオススメしたい1冊です。ぜひ本書を読んで昔の常陸大宮の暮らしに思いをはせてみるのはいかがでしょうか?

仕様:A4判160頁
価格:1,500円
販売場所:常陸大宮市役所3階文化スポーツ課窓口、歴史民俗資料館、文書館

◇既刊のご案内
『常陸大宮市史資料叢書1 近世1 上伊勢畑村御用留』(B5版260頁、1,000円)
上伊勢畑村(かみいせはたむら)(現在の常陸大宮市上伊勢畑)で記された200年前の村の記録・「御用留(ごようどめ)」のうち、文政元年(1818)から明治5年(1872)の26冊を取り上げ、現在では読むことが少し難しいくずし字を活字に起こして全文掲載しています。さらに、時代背景や社会状況をわかりやすく解説した「解題」「コラム」や「語句解説」も収録。郷土学習に最適な1冊です!

問い合わせ:文化スポーツ課 文化振興グループ
【電話】52-1111(内線343)

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