◆常陸大宮市有機農業シンポジウム
有機農業シンポジウムには会場満席となる約200名が来場しました。各分野で活躍をされている登壇者の意見を抜粋してご紹介します。また、市ホームページでは、登壇者の食や農業に対する熱い思いや、技術的な話を詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
◇ノンフィクション作家
・島村 菜津さん
常陸大宮市とJA常陸が協力し合って有機農業を推進している様子を間近に見ていると、日本の農業が変わるのではないかと強く感じています。
◇NPO法人 民間稲作研究所
・舘野 廣幸理事長
栽培するなかで自然の働きをできるだけ妨害しないことが一番大事だと思っています。流通では、積極的に農協と話をして自分たちの生活を守るための価格も提示してもらいたいと思います。
◇いばらき有機農業技術研究会
・松岡 尚孝会長
有機農業で大事なことは、いかに環境を豊かにするかです。また、栽培技術者という立場でJAなどからも講演会などの依頼があり、確実に有機農業が広まってきていると感じます。
◇農林水産省
・秋葉 一彦 大臣官房審議官
省内では十数年前から持続的な農業について議論していました。有機農業は、農業技術の観点でも科学的で未来があり、無駄がない農業です。国としても有機農業をしっかり支援していきたいです。
◇常陸農業協同組合
・秋山 豊 代表理事組合長
地域で安全安心な食料をつくり、地域の人々に食べてもらうことで、継続できる地域農業を作りたいと思っており、市と二人三脚で有機という付加価値を付けた農業への挑戦を始めました。
◇常陸大宮市
・鈴木 定幸市長
今後、オーガニック学校給食は必ず広がっていくと確信しています。また、市内で生産された有機農産物が近隣市町村でも利用されるような取組を進めると同時に、保護者の食育の意識も高めたいです。
◆市内給食で農薬・化学肥料不使用の米を初提供
11月6日、市内の小中学校で初めて農薬・化学肥料不使用の米が給食で提供されました。今回提供された米は、広報常陸大宮9月号の特集でインタビューした(株)JA常陸アグリサポートと藤田正美さんが丹精込めて育てたものです。令和6年度の新米からは「有機JAS認証」を取得する予定です。
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