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常陸大宮市消防本部 FDH 第202回

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茨城県常陸大宮市

■扇風機・エアコンが原因の火災に注意!
夏本番を迎えるこれからの季節、扇風機やエアコンを使う機会が増えるかと思います。しかし、扇風機やエアコンの誤った管理や使用が原因で火災が発生するケースが報告されています。
エアコンや扇風機を使用する前に、異常がないかを確認し、事故を未然に防ぎましょう。

◆扇風機・エアコンでなぜ火災が起こる?
扇風機による火災の主な原因は「経年劣化(何年も使うことで部品が劣化して性能が落ちること)」です。特に、製造から10年以上経っている製品で多く火災が発生しています。具体的には、扇風機の内部配線が首振り機能などで繰り返し折り曲げられることで断線した部分から発火、モーター部品が劣化してスパークが発生し発火などが挙げられます。
また、エアコンが原因となる火災は、電源コードの誤った修理や改造による接触不良や、エアコンの掃除で洗浄液がエアコン内部に入ってしまったことによる発煙や発火で発生するケースがあります。さらに、エアコン本体だけでなく、室外機にも注意が必要です。室外機から小動物が入り込み、基盤に接触してしまい、ショートしたり、機械が異常に熱くなることで火災につながることもあります。

◆扇風機・エアコンによる火災を防ぐには?
◇扇風機の火災対策
・本格的な使用の前に試運転
試運転をして動きが悪い、動かなくなった、モーターから異音がする、扇風機本体が異常に熱い、焦げ臭いといった異常が少しでもある場合は、発熱や発火につながる劣化が起こっている可能性が非常に高いので、ただちに使用を中止してください。
※異音や異臭がしたらすぐに使用を中止!

・使用しない時は電源プラグをコンセントから抜く
電源プラグをコンセントに挿したままにすると、プラグ周りに溜まったほこりなどが発火するケースもありますので、できる限り、使用しないときは、電源プラグを挿したままにしないように心がけましょう。

◇エアコンの火災対策
・使用の前に断線などを確認
配線やエアコン本体・室外機周りを確認し、断線や劣化、破損などの異常がないか確認しましょう。エアコンは購入と同時に家への取り付け作業も行うため、異常を見逃しやすいので、この機会に確認してみましょう。また、異常を見つけたときには、自分で修理せず、専門業者に依頼しましょう。

・リコール(欠陥による回収)の対象か確認
欠陥・不具合・事故の発生などにより安全上の問題が生じる可能性がある製品は、製造業者による回収を行っていますので、使用している製品がリコールの対象になっていないか確認しましょう。リコール情報は経済産業省によるWebページ「製品安全ガイド」(本紙P11二次元コード参照)で発信されています。

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