◆広い後部座席、特殊な放水装置などの工夫がたくさん!新しくなった消防車をご紹介します
水槽付消防ポンプ自動車が18年ぶりに更新され、12月8日から常陸大宮市東消防署で運用開始しました。
通常の消防車は、水槽がついていないため、消火に防火水槽が必要になります。今回更新した消防車では1,500ℓの水槽がついており、防火水槽から遠い現場などでも、到着後、速やかに消火活動が行えるようになっています。
◇更新した水槽付消防ポンプ車の新機能
注目ポイント(1)
・空気ボンベが背負いやすい広々とした後部座席
1秒を争う出動時、消防隊員は、消防車内で空気ボンベなどの装着を行います。今までの消防車では、座った状態で装備を整える必要がありましたが、今回、更新した車両では、後部座席の天井が高くなり、立った状態で装備を整えることができます。
注目ポイント(2)
・消火剤入りの水を放水する装置で水量を抑えての消火を実現
消火剤入りの水を泡にして放水することで、燃焼しているものに染み込みやすく、消火効率が上がります。また、泡で消火することで、火が燃え続ける要素の一つである酸素を遮断する効果もあります。
注目ポイント(3)
・消防車両本体に設置された作業灯で夜間の火災現場でも作業しやすく
更新した消防車両の右側面と後部には、作業現場を照らす照明が付いています。また、現場直近まで持ち運べる可搬型が1器、車両周辺を照射する作業灯等が車体に複数付いており、今までよりも夜間の火災現場で作業がしやすくなっています。
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