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[特集]正しく分ける・減らす ごみの出し方(1)

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茨城県常陸大宮市

今月号では常陸大宮市のごみ処理の現状や、正しい分別、ごみ減量テクニックなどをご紹介します。新年度を迎えるにあたり、ごみを出す機会が増えるかと思います。この機会に、正しい出し方ができているか振り返ってみませんか?

◆常陸大宮市と全国平均でごみ排出量はどちらが多い?
環境省が行った令和3年度の「一般廃棄物処理実態調査」の結果によると、常陸大宮市では1日に1人あたり958gのごみが出されています。全国平均である890gと比べると68g多いという結果になっています。また、出されたごみのうち、リサイクルされる割合を表す資源化率も全国平均は19.9%ですが、常陸大宮市は11.5%と、8.4%下回っています。
1日で考えると少なく感じるかもしれませんが、この差が1か月続くと約2kg、1年続くと約24kgもの差になります。日々、正しくごみを分別したり、減らす工夫をしていくことが大切になります。

・1人1日あたりのごみ排出量
(出典:環境省「一般廃棄物処理実態調査)

◆ごみの埋め立て場所が使えるのはおよそ23年後まで
可燃ごみを焼却した後のもえがらや焼却処分・リサイクルができないために埋め立て処分するしかないごみは最終処分場に埋め立てます。しかし、最終処分場の容量には限りがあるため、無限にごみを埋め立てることはできません。環境省が発表している「環境・循環型社会・生物多様性白書」では、令和3年の時点で、あと23.5年で国内にごみを埋め立る場所がなくなってしまうと予測されています。
未来のために、今、ごみの減量が求められていますので、ご協力をお願いします。

◆ごみの分別・減量のご協力をお願いします
◇環境センターからのメッセージ
いつもごみの分別にご協力いただき、ありがとうございます。皆さんのご協力のおかげで、ペットボトルのリサイクル業者からは、きれいな状態で出されているため、高い評価を受けています。
ペットボトル以外でも紙類やリチウムイオン電池などは細かく、正しく分別することで、リサイクルができます。リサイクル量を増やすには、職員だけでは限界があるため、引き続き、ご理解・ご協力をお願いします。

◆可燃ごみを減らすテクニック
◇水分はごみ処理の大きな妨げに…ごみを「絞って」削減!
・生ごみは捨てる前に水分をひと絞り
家庭から出る可燃ごみの中で一番簡単に減らすことができるものが生ごみです。生ごみの約80%が水分だと言われており、その水分は、ごみ処理場での焼却処分時の効率を下げる要因にもなっています。生ごみを捨てるときには、できる限り水切りを行うことで、においの発生を抑える効果や重量を軽くする効果があり、ごみを出す側にもメリットがあります。

・ペットボトルを使った効率的な水切り方法
※詳細は本紙をご覧ください。

◇リサイクル可能なものは資源ごみで出すごみを「分けて」削減!
皆さんの家庭から出される可燃ごみの中身を見ると、紙類が最も多くの割合を占めています。可燃ごみとして出されている紙類の中には、資源ごみで回収できるものも多く、家庭で出し方を工夫することで、可燃ごみの量を減らすことができます。紙類は、荷造りひもでしばり、「紙類」の回収日に集積所へ出しましょう。

・常陸大宮市の可燃ごみの組成(令和3年度)

◆「紙類」正しく分別できていますか?
◇資源にできる紙類
ダンボール、新聞紙以外にも「雑がみ」と呼ばれる紙製品は、リサイクル可能な紙類として出すことができます。紙のリサイクルマークがあるものは、雑がみとして正しく分別しましょう。

雑がみの例
・お菓子の箱
・雑誌
・紙パック
・トイレットペーパーの芯
など

◇紙類のまとめ方
(1)雑がみを分別し、紙袋に入れるか雑誌類に挟む
(2)雑がみが出ないようにまとめた紙袋や雑誌類をひもで縛る

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