◆「空き家バンク」ってどんな制度?
空き家バンクは、空き家を売却・賃貸したい所有者と、空き家を購入・賃借したい方との間を市が橋渡しするものです。この制度では、空き家・空き地の有効活用を通して、住環境を良好に保つことや、市への移住・定住を促すことで地域の活性化を図ることを目的としています。
市は、ホームページなどでの物件紹介を行い、不動産売買手続きの相談・交渉・契約などは市と協定を結んでいる宅地建物取引業者が行います。
詳しい制度内容や、現在登録されている物件は市ホームページをご覧ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
◇手続きのイメージ
◆空き家バンクの実績は?
◇これまでに登録された空き家の数
※令和元年度〜令和5年度
37件
◇登録された空き家のうち売却・賃貸契約が決定した件数
32件(登録物件の約86%)
◇契約成立した物件の例
・築45年木造平家(大宮地域)…855万円
・築28年木造2階(山方地域)…598万円
・築56年木造平家(美和地域)…200万円
◆実際の物件登録現場にお伺いしました!
空き家バンク利用者・宅地建物取引業者インタビュー
◇空き家所有者 首都圏在住Kさん
Q 利用しようと思ったきっかけは?
空き家を手放すにあたり、市役所で行っているサービスがあれば活用したいと考えていました。そんな中、固定資産税の納税通知書に同封されていたリーフレットで空き家バンクの存在を知りました。茨城県外に住んでおり、土地勘もなく、たくさんある宅地建物取引業者の中からどこを選んだら良いかもわからなかったため、市が間を取り持ってくれることに安心感がありました。
Q 利用してみての感想は?
定住推進課の職員から、常陸大宮市の不動産に関する客観的な情報や、不動産売買で必要な書類などをわかりやすく教えてもらえたので、予想よりもスムーズに売りに出すことができました。
◇空き家バンクの物件を取り扱う宅地建物取引業者
Q 空き家の需要は?
近年、都心に住んでいて、定年後に田舎に住みたいと考えている人からの問い合わせが多い傾向です。空き家が新築よりも安いというのも問い合わせが増えている要因と考えられます。
Q どんな物件が売れるの?
適正に空き家を管理している物件が早く売れる可能性があります。特に草刈りなどの庭の手入れや、雨漏れなどがないように注意する必要があります。買主が購入後すぐに住める状態であることが理想です。
◆空き家バンク利用者にアンケート
Q 空き家バンクに相談した理由は?(複数回答可)
空き家バンクを利用した方の多くは、空き家の処分方法がわからなかったり、宅地建物取引業者への相談にためらいがあることから、まずは、市の空き家バンクに相談されています。
定住推進課では、空き家バンク登録に必要な土地・建物の状況、権利関係、登記状況など、不動産売買に伴う基本的なご相談をお受けしています。空き家処分をお考えの際は、お気軽にご相談ください。
Q 空き家バンクへの満足度は?
総合満足度 88%
各項目の満足度:
・市の担当者の説明…94%
・売却金額…77%
・売却に要した時間…86%
・物件登録の事務手続き…100%
・売却経費について…80%
・空き家を処分したこと…91%
問い合わせ:定住推進課 定住推進グループ
【電話】52-1111(内線122)
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