令和6年新年を迎えて

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新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、健やかなる新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、東部地区に待望の大型商業施設がオープンし、多くの買い物客で賑わいました。
一方で、少子高齢化の進行や自然災害の増加等、地域社会を取り巻く環境は厳しい状況が続いております。
そのような中で、本市では、4つの重点項目、「安全安心なまちづくり」「健康で快適な市民生活の実現」「少子化人口減少対策」「活力ある産業づくり」を推進するとともに、カーボンニュートラルとデジタル化に取り組むことにより、持続可能な魅力溢れるふるさと常陸太田の実現を目指して施策を展開しております。「安全安心なまちづくり」では、集中豪雨による災害に備え、排水ポンプ車を配備し、内水対策に取り組むとともに、誰一人取り残さない避難体制の実現に向け、避難行動要支援者名簿を市内全域に整備し、自主防災会等と連携して避難訓練を実施しております。
また、市民生活の利便性向上のため、市道0139号線整備、通学路等の計画的改修を実施するとともに、中学生向け年間フリーパスや踏み間違い防止安全運転支援装置設置助成など、多様なニーズに応じた支援を行っております。また、2月には、自動運転EVバス運行を開始する予定です。
「健康で快適な市民生活の実現」では、フレイル予防対策に取り組むとともに、がんの早期発見、早期治療を促進するため、65歳以上の方を対象に3大がん検診の無料化を実施しております。
また、新総合体育館や町田運動公園の整備を進め、施設の充実に努めております。
「少子化人口減少対策」では、本市の未婚率改善のため、婚活事業に力を注いでおります。いばらき出会いサポートセンターAIマッチングシステムと連携し、出会いの場の創出と結婚に対する意識の向上を図るとともに、出会いと交流の場創出事業を多数実施しております。
また、結婚から子育てまで切れ目のない支援を引き続き行うとともに、東部地区の残る区画への企業誘致による働く場の確保と買い物環境の整備、JT跡地の利活用による移住・定住環境の整備を進め、魅力と活力あるまちづくりを推進します。
「活力ある産業づくり」では、地域振興の担い手を支援するとともに、ひたちおおたチーズ工房や常陸秋そばのリブランド化等、地域ブランドの向上、販売促進を強化し、農林畜産業の振興を図ってまいりました。
観光面では、昨年は茨城デスティネーションキャンペーンとの連携等により、都市交流・情報発信を推進するとともに、インバウンド推進等により観光客誘致に取り組んでまいりました。今後は、竜神大吊橋ライトアップ事業等、観光施設のさらなる魅力向上を図り、交流人口増加を目指してまいります。
これら4つの重点項目推進に加え、クリーンエネルギー自動車等購入補助やメープルリーフの森づくり等によるカーボンニュートラルの推進、行政情報アプリやデジタル通貨の導入等によるデジタル化の推進に取り組んでおります。
今年は、市制施行70周年および市町村合併20周年の節目となる年です。各施策をさらに推進し、次世代に確実にバトンを繋げるため、市民の皆様とともに歩んでまいりたいと思いますので、ご支援・ご協力をお願い申し上げます。
市民の皆様にとって健康で幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げまして、新年のあいさつといたします。
令和六年一月　常陸太田市長宮田達夫