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特集/福米粉(ふくこめこ)水戸産コシヒカリ/水戸産の米粉を使った商品を食べよう(1)

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茨城県水戸市 クリエイティブ・コモンズ

市穀物改良協会では、水戸産コシヒカリの米粉を使用した商品を皆さんに伝え、お米の消費拡大を推進する「福米粉プロジェクト」を令和4年度から開始しました。
この特集では、「福米粉プロジェクト」に参加する店舗などを紹介します。食べた皆さんに、満ぷく・至福・祝福がもたらされますように。

■減少し続けるお米の消費量
国民1人当たりのお米の消費量が、減少し続けているということを知っていますか。国民1人が1年間に食べているお米は、1962年の118.3kgをピークに年々減少し、2020年には50.8kgと半減しています。
要因とされるのが、食の簡便化や食生活の多様化などです。パンやパスタなど、お米以外にも主食の選択肢が広がり、短時間ですぐに食べられるものが求められる傾向にあります。また、人口減少によって、お米の消費量の減少は、今後も加速していくと予測されています。

□お米の消費量(年間1人あたり)

消費量は減少傾向
※農林水産省「食料需給表」のデータをもとに作成。

■注目を集める「米」
そんな中、お米の新たな活用方法として注目を集めているのが「米粉」です。
お米は、これまでごはんとして食べるのが主流でしたが、最近は「米粉」を使ったパンやケーキ、麺などに加工した新しい食べ方が注目されています。

■「福米粉プロジェクト」開始
市穀物改良協会では、令和4年度から、「JA水戸TSUNEZUMI麺’S」「常磐大学」と連携し、水戸産コシヒカリの消費拡大を目的とした「福米粉プロジェクト」を開始しました。水戸産コシヒカリで作られた米粉・米粉麺を使った商品を販売してくれる市内店舗を募集し、商品とその店舗をPRしています。
米粉・米粉麺の生産を「JA水戸TSUNEZUMI麺’S」が、SNSを使った情報発信を「常磐大学」が担当しています。

■ここがすごいぞ!「米」のメリット
□必須アミノ酸がバランスよく含まれ、栄養価が高い
米粉には、必須アミノ酸がバランスよく含まれており、ビタミンB1やビタミンEなどの栄養素も豊富に含まれています。

□油の吸収率が低くヘルシー
小麦粉に比べて油の吸収率が低いので、消化が良く、胃もたれしにくいなどの特徴があります。

□食料自給率のアップに貢献
米粉を使ったパンや麺を食べることは食料自給率アップに貢献します。国産米粉パンを1人が1か月に、3個食べると、自給率が1%アップするとされています。

□小麦アレルギーがある人も安心
小麦粉と違い、「グルテン」が含まれていないので、小麦アレルギーがある人でも食べられます。
※小麦粉とブレンドして製造する商品もありますので、商品表示をご確認ください。

□日本の水田を守ることにつながる
お米の消費量は年々減少しているため、使われない水田が増えています。水田は、水を蓄えて洪水を防ぐとともに、多様な生物のすみかになっています。お米を消費することは、水田を活用することとなり、水害など自然災害を防ぐとともに生物や文化、景観を守ることにつながります。

■Interview
米粉・米粉麺生産者
JA水戸TSUNEZUMI麺’S部長
海老澤隆さん
常澄の米の消費拡大を目指して、JA水戸青年部のメンバーで「TSUNEZUMI麺’S」を結成し、常澄産コシヒカリ100%の米粉を使った米粉麺を作っています。
米粉麺だけでなく、米粉の活用方法を広げるため、「福米粉プロジェクト」の米粉の生産も担当しています。我々が作っている米粉は、メンバーが作った1等級品のコシヒカリを使用し、品質の高い米粉になるよう、こだわっています。
これからも、品質の高い米粉・米粉麺を届けていきますので、ぜひ、米粉商品を食べてみてください。

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