■ヤングケアラーを知っていますか?
ヤングケアラーとは、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負って、本来、大人が担うような家族の介護や世話をすることで、自らの育ちや教育に影響を及ぼしている18歳未満のこどものことです。
こどもの年齢や成熟度に合った家族のケア・お手伝いは、思いやりや責任感などを育みます。しかし、こどもに過度な負担が続くと次のような影響が出る可能性があります。
□心身の健康が保持・増進されない
勉強に取組むことや友達と遊ぶことなどができず、年齢相応に将来のことを考えることができない
家族に負担をかけないように、自分の希望を言えなくなったり、進学を諦めたりする
家族の介護・介助が長期化することで、自立が遅くなったり、できなくなったりする
■ヤングケアラーに気づくために
ヤングケアラーは、家庭内での問題であり、表に出にくいものです。また、こども自身やその家族がヤングケアラーであるということを認識していない場合もあります。
こどもに関わるさまざまな人が「ヤングケアラーがいるかもしれない」ということを常に意識することが必要です。
□気づくきっかけの例
・本人の健康上に問題がなさそうだが、遅刻・早退・欠席が多い、不登校である
・幼いきょうだいの送迎をしていることがある
・家族の介護・介助をしている姿を見かけることがある
・毎日のようにスーパーで買い物をしている
・親の通訳をしている
■気軽にご相談ください
子育て支援課では、ヤングケアラーに関する相談窓口を設置しています。学校や地域で生活する様子から、気になるこどもがいるときは、同課へご相談ください。
問合せ:子育て支援課
(【電話】232-9111)
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