梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌による感染症で、性的な接触があれば誰でも感染する可能性があります。感染初期は、感染部位にしこりなどができ、症状が現れたり消えたりしながら、徐々に進行していきます。
全国の感染者数は、昭和23年から全数報告が開始されて以降、昭和42年の約11,000人を最多とし、その後は減少傾向でした。しかし、平成22年から増加に転じ、令和4年・令和5年ともに約13,000人に達するなど、注意が必要な状況が続いています。
水戸市においても、令和2年には10人だった感染者が、令和4年・令和5年ともに50人を超えるなど、近年は急増しています。男女別でみると、男性は幅広い年代が感染しており、女性は20代を中心に感染が拡大しています。
▼梅毒は治癒可能な病気です
梅毒は、早期に発見することで、適切な治療による治癒が可能です。梅毒を放置すると、あなたがきっかけで大切な人も感染する可能性があります。また、妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんも感染することがあり、死産や早産になったり、障害を持って生まれたりすることがあります。感染の心配があり、不安な方は、早めに医療機関や保健所で検査を受けましょう。
▼水戸市の梅毒感染者の年代・性別ごとの届出数(令和5年)
▽医療機関での検査
・梅毒を疑う症状がある場合などは、保険診療での検査が可能
・検査だけでなく、そのまま治療も可能
※症状が出ている部位に合わせて、診療科を検討しましょう。
▽保健所での検査
・電話予約が必要
・HIV検査とあわせて、無料・匿名検査が可能
※感染の可能性があった日から3か月以上経過している方が検査できます。
問合せ:保健予防課
(【電話】350-7650)
※保健予防課は、4月1日から課名が、感染症対策課に変わります。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>