デジタル化の進展が著しい昨今、70代のスマホ所有率は80%を超え、高齢者のデジタル関連のトラブルが多発しています。
実在する事業者や公的機関を装って送信されたSMS(※)などの中でURLをクリックさせ、クレジットカード番号やショッピングサイトの登録情報などの個人情報を盗もうとするフィッシング詐欺の相談事例を紹介します。
(※)SMS(ショート・メッセージ・サービス)…電話番号を宛先にして短いメッセージのやり取りができるサービス。
■70代女性から寄せられた事例
SMSに大手通販サイトから、「誰かがあなたのアカウントを使って、ほかのデバイス(端末)から商品を購入している」とメッセージが届いた。その中に「アカウントを引続き使用するにはURLをクリックしてください」と表示されているが、URLをクリックしてしまって大丈夫か。
■アドバイス
メッセージに記載されたURLをクリックし、個人情報を入力してしまうと、クレジットカードが不正利用されてしまうおそれがあります。もし、URLをクリックしてしまっても、ID、パスワード、クレジットカード番号は絶対に入力しないでください。
また、日頃から、キャリア決済、インターネットバンキングを利用している方は、利用明細をこまめに確認しましょう。
市消費生活センター長 田山知賀子
問合せ:市消費生活センター
【電話】226-4194
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