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謹賀新年 幸せと豊かさを実感できるまちづくり

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茨城県稲敷市

2024年(令和6年)の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また旧年中は、市政運営に対しまして格別のご理解と心温まるご支援を賜り、深く感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、4年ぶりの稲敷チューリップまつりや、本市最大のイベントであるいなしき夏まつり花火大会の通常開催など、様々なイベントが多くの関係者のご尽力のもと実施することができました。ようやくコロナ禍前の賑わいや活気が戻ってきた年であった一方で、ロシアによるウクライナ侵攻、急激な円安や物価高騰など、予測困難な国際・経済情勢の変化により、日常生活や地域経済に大きな影響を及ぼし続けた年でもありました。
そうした厳しい状況の中、本市ではこれまで市民や事業者に寄り添った暮らし応援商品券の発行、農業・畜産業・商工業を対象とした支援金、水道料金の減免、給食費の無償化など、暮らしの負担軽減を図ることや地域経済の活性化に繋がる支援策等を実施してまいりました。
来年本市は合併20周年を迎えます。急速な人口減少の進展、激甚化する自然災害への対応、デジタル化をはじめとする技術革新、公共施設やインフラの老朽化など様々な課題に対応するため、今後も時代の潮流を的確に捉え、市政運営の新たな羅針盤として、「第3次稲敷市総合計画」を新たに策定し、市民の皆様とともに、幸せを感じられるまちづくりをしてまいります。
具体的な事業として、地域の特性や地理的優位性を生かし、現在市内に2カ所あります圏央道のインターチェンジ(IC)周辺の工業団地開発や更なる企業誘致に取り組むとともに、新たな雇用創出に繋がるよう、市内企業による合同企業説明会の開催など、就職支援や地域産業の活性化にも積極的に取り組んでまいります。
また、本市は、筑波研究学園都市や成田国際空港の中間に位置し、グローバルな雇用の場が存在していることから、未来を担う子ども達のために英語教育の強化として英検試験の補助や支援など、稲敷市らしい子育て支援や教育の充実を図ってまいります。
その他、筑波山と霞ヶ浦が眺望できる浮島地区の和田公園については、アウトドア志向の高まりもあることから、新たに管理棟を建築してリニューアルを行い、地域交流やレジャーの拠点となるよう、更なる魅力アップを図ってまいります。
まちづくりの大きな転換期を迎えておりますが、今年も市民の皆様に寄り添いながら、新たな挑戦にも果敢に取り組むとともに、世代や性別を問わず、誰もが幸せと豊かさを実感できる施策やまちづくりを目指してまいりますので、市民の皆様のより一層のご理解とご支援をお願いいたします。
結びに、新春の門出にあたり、本年が皆様にとって幸多い素晴らしい年となりますようご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

稲敷市長
筧 信太郎

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