■「処理施設整備の2大事業」
文・笠間市長 山口伸樹
今後、市で進めていく行政サービスの大規模事業として、「一般廃棄物処理施設(ごみ処理)」と「し尿処理施設」の整備があります。
ごみ処理施設は、現施設の隣接地を建設予定地として令和10年開設を目標に整備を進めています。現施設は開設して31年となり、老朽化が進んでいることから、新施設を整備するものであります。
し尿処理施設は、現在、笠間市は2つの組合に所属しています。笠間地区は、桜川市と構成している筑北環境衛生組合、友部地区と岩間地区は、茨城地方広域環境事務組合であり、それぞれでし尿処理を行っています。茨城町にある処理施設が41年経過しているため、新しい施設の整備を機会に、茨城町と笠間市で新たに事務組合を設立し、令和12年を目標に新施設を整備していく予定です。新施設では、市内すべての地区のし尿処理ができるようになります。
両施設とも多額の整備費がかかります。整備費の削減や脱炭素に向けた最新の機能、運営コストなどの検討について、他の自治体の施設を参考にしながら準備を進めています。整備にあたっては、市民の皆さんへ説明会や情報提供を適時行いながら、これらの2大事業を実施してまいります。
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