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自治体の皆さまへ

まちおこしのスパイス

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茨城県笠間市

■地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊とは、総務省が平成21年度から取り組んでいる制度で、都市部の意欲ある人材が地方へ移住(最長3年)し、地域力の維持・強化を目的とした支援活動を行うものです。

■まちの継承~まちの価値を、外に伝える~
三上紀子(みかみのりこ)隊員 60歳 東京都から移住
笠間市での地域おこし協力隊としての活動も三年目となりました。これまで、「まちの継承」をテーマに活動を展開し、(まちあるき)(ワークショップ)(たてものがたり勉強会)などの活動を行ってきました。
(まちあるき)では、「まちの再発掘・再発見」をコンセプトに、地域で受け継がれてきた大切な場所を、市民の方たちと一緒に訪ね歩くことを重ねてきました。これまでに、岩間エリアや稲田エリアのまちあるきを実施しました。一方、〝出張まちあるき〟では大郷戸地区を歩きました。また、(たてものがたり勉強会)では、宍戸・友部地区にあった建物とその周辺エリアの土地利用について追体験する機会も得ました。
どのエリアも興味深い多彩なストーリーがあり、その場所や建物ならではの奥深い〝まちものがたり〟と〝たてものがたり〟があり、知れば知るほど興味がつきません。多くの方から「まちあるきに参加して良かった!」という声をいただき、ありがたく思っています。
まちあるきの面白さは、何といっても「知る」というところにあるのではないでしょうか。今、巷では、〝モノ〟消費から〝コト〟消費へといわれますが、まちあるきの面白さは、まさに〝コト〟体験です。日常空間に埋もれていた〝コト〟。まちを歩くことで、今まで見過ごしてきた沢山の〝コト〟に出会います。これまで見慣れていたまちかどに、こんな場所があったなんて!こんな事が隠されていたなんて!こんないわれや背景があったなんて!
地理、歴史、人文、産業、自然、さらには地形や地質まで、横断的に横串で刺していくことでさらに理解が深まる面白さ。その昔、教科書で読んだ歴史の一片と、自分の日常が急に繋がっていく新鮮さ。これまで点で存在していた事柄が、歩くスピードに合わせて自分だけのシークエンスへと変わっていく。まさに、まちを「知る」こと自体が〝コト〟体験なのです。
このようなこれまでの積み重ねの中で、今、思っているのは、笠間の〝まちものがたり〟や〝たてものがたり〟を広く多くの人たちに伝えていきたい、ということです。
今、その方法を模索しています。どんな媒体が良いのか?
この原稿を書いている時点ではまだ具体的な方策にはなっていませんが、協力隊活動の残り半年の間に、皆さんにご紹介したいと思っています。こうご期待!

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問合せ:企業誘致・移住推進課
【電話】内線592

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