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まちおこしのスパイス

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茨城県笠間市

■地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊とは、総務省が平成21年度から取り組んでいる制度で、都市部の意欲ある人材が地方へ移住(最長3年)し、地域力の維持・強化を目的とした支援活動を行うものです。

■協力隊になり半年が経ちました!
荒木弥子(あらきみこ)隊員28歳 東京都から移住
協力隊として笠間に移住して早半年が経ちました。
春、夏、秋をこの地域で暮らしてきて、日々平和に過ごせることをありがたく思っています。しかしながら、笠間の冬は寒いと聞いているので今から身構えています。

▽協力隊のメイン活動
笠間市農業公社にお世話になりながら、栗の圃場(ほじょう)管理などを一緒に行ってきました。基本的には、秋の収穫期に向けた草刈りや果樹の手入れがずっと続きます。栗の苗木は、成木まで育つ確率が他の果樹よりも低いと言われています。害虫の被害や雨風で折れているのを見るたびにそれを実感しました。
栗栽培をメインの活動に決めてから初の収穫期でしたが、まちのいたる場所で栗の木を見かけ、改めて笠間市が日本一の栗の産地であること、栗が身近なものであることを感じました。
栗の収穫や選別作業、かさま新栗まつりなどのイベントにも加わることで、栗に対する理解がさらに深まったように感じます。それでも栗の木や葉、実を見ただけではどの品種かは到底分からず、まだまだ先は長いです。とはいえ、冬には木の剪定、植樹などが控えています。栗の1年を知るにはもう少し時間がかかりそうなので、さらに頑張っていきます。
また、ありがたいことに市内の栗農家でも研修をさせていただきました。笠間市が持つ、他の地域の人を受け入れる環境の豊かさが身にしみています。
研修では、栗の販売だけで生計を立てている様子を間近で学ぶことができました。生産者によって栗に対するスタンスや販売方法も異なり、今後、自分がどのように栗と関わっていくかを考えさせられる貴重な経験でもありました。

▽他の活動
笠間での暮らしの中で、芸術家や作家の皆さんとも多く知り合うことができました。地域おこし協力隊OBの河又さんが友部駅前で営むカフェ「まちのベンチ」では、さまざまな個展や物販が行われ、作品鑑賞が好きなのでよくお邪魔しています。また、そのつながりで、前職のカメラマンの経験を活かして作品のPR写真を撮影・提供するほか、Facebookなどでも紹介させていただきました。今後も皆さんの作品をたくさんの人の目に届くよう協力できたらと考えています。
たくさんの方と知り合い、目まぐるしい変化の中で活動に励んでいます。
長いようで短い3年間をいかに有効に使えるか、そして卒業の日を見据えて試行錯誤の繰り返しですが、どう転んでも充実した日々を送ることができそうです。

フェイスブックもご覧ください

問合せ:企業誘致・移住推進課
【電話】内線592

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