このコーナーでは、市の環境に関する取り組みや、くらしに役立つ情報を紹介します。
Sustaina(サステナ)には、「持続可能な~」という意味を込めています。
■脱炭素に関する講演会『地球温暖化と私たちの未来~ゼロカーボンシティの実現に向けて~』を開催しました!
茨城大学の特命教授・前学長である三村信男(みむらのぶお)さんを講師として、令和5年12月21日に笠間市立友部公民館で、脱炭素に関する講演会を開催しました。講演会では、
・これから起こりうる異常気象現象、食物の生育環境の悪化や品質の低下、生態系の保全に大きくかかわる問題
・平均気温の上昇による洪水被害が年々増加傾向にあることなどの課題に対し、
節電(エアコンの温度設定の見直しなど)
節水、省資源(ペーパーレス化の取り組みなど)
再生可能エネルギーの積極的な導入
により、市民、事業者、行政が連携し、温暖化対策に取り組み、持続可能な循環型経済の実現を目指す必要があるなど、地球温暖化や気候変動の現状と将来予測、世界的な取り組みとなっている地球温暖化対策について、私たちが今、何をすれば良いのかをわかりやすく講演していただき、地球温暖化や気候変動の問題について理解を深めることができました!
三村さん、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!
■COP28の成果について
令和5年11月30日~12月13日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにおいて国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)が開催され、パリ協定の目的達成に向けた世界全体の進捗を評価するグローバル・ストックテイク(GST)に関する決定や、ロス and ダメージ(気候変動の悪影響に伴う損失と損害)に対応するための基金を含む新たな資金措置制度の大枠に関する決定の他、緩和、適応、資金、公正な移行等の各議題についての決定がそれぞれ採択されました。中でも注目されたのが、2050年までにネット・ゼロを達成するために、エネルギーシステムにおける化石燃料からの転換に対する合意でした。
日本からは岸田文雄内閣総理大臣が首脳級会合「世界気候行動サミット」に出席し、全体会合のスピーチで2030年までの行動が重要であることを強調の上、2050年カーボンニュートラルの達成や全ての温室効果ガスを対象とする経済全体の総量削減目標の設定、2025年までの世界全体の排出量が減少に転じることの必要性を訴えました。
一人ひとりの行動や取り組みで、地球の環境は大きく守られます。皆さんも一緒になって、未来の子どもたちのために住みよい地球を守っていきましょう。
問合せ:環境政策課
【電話】内線125
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