■地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊とは、総務省が平成21年度から取り組んでいる制度で、都市部の意欲ある人材が地方へ移住(最長3年)し、地域力の維持・強化を目的とした支援活動を行うものです。
■HILLS(ヒルズ)OF(オブ)ART(アート)TRAILS(トレイルズ)の自然
大島実(おおしままこと)隊員45歳 東京都から移住
▽HILLS OF ART TRAILS
オープン日時:金・土・日曜日午後1時~日没
利用料金:1セッション(約2時間)¥500~
Instagram(本紙左の二次元コード)でコース状況など発信しています。
ご質問等はこちらまで:Hills of art trails
【E-mail】MakotoOshimahillsofarttrailskasama@hotmail.com
私が協力隊の活動で制作・運営しているBMXトレイルの「HILLS OF ART TRAILS」は、笠間芸術の森公園内にあります。始めは篠が生い茂った斜面でしたが、一昨年、コースの整備を行いました。自然の地形を活かして楽しめるコースを目指し、木の間を縫って走るように設計しました。
篠を刈り払うと、さまざまな植物が自生していることがわかりました。マツ、クヌギ、アオダモ、ヒイラギ、サクラなど、自然に生えている樹木がたくさんあり、笠間の自然の豊かさを実感する日々を過ごしています。春は新緑がきれいで、夏は暑さを抑えてくれます。秋には落葉して冬には落ち葉がトレイルを霜から守ってくれるので、コース状態を良好に保つことができています。このように人の手を入れることで、自然と人の共生ができる林になります。
土質もトレイルに適した粘土質の土壌で、走行性もバツグンです。
笠間の夏はとにかく暑いですが、BMXトレイルの林の中は木陰もあるため、アスファルトの上よりも涼しいです。冬の朝はとても寒いですが、日差しが入ると日中はポカポカになります。特に今年の冬は暖かい陽気の日が多く、過ごしやすいです。
都会から来る方、特に子どもたちから、「良い場所だ」「この場所が好き」などと言われることがあり、自然の温かみを感じたり、感性を刺激されているようです。現代の人の生活圏に、適度に自然を残したこのような憩いの場所があれば、より暮らしやすくなると感じています。
この場所を活用できるのも、私の協力隊の任期終了まで。現在、新たな拠点として、BMXのトレイルとランプがある自前のトレーニング施設を作ろうと動いています。「HILLS OF ART TRAILS」の制作・運営の経験から、山林でのトレーニング施設の開設を目指していて、開設に適した山林を探しています。このコラムをご覧になった市内の方で、私の活動に共感し、山林を貸してくださる方が近くにいらっしゃいましたら、情報をお待ちしています。
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問合せ:企業誘致・移住推進課
【電話】内線592
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