■「郷土力士」
文/笠間市長 山口伸樹
大相撲の令和6年初場所(一月場所)が1月28日に終わりました。
笠間市出身の力士で藤島部屋に所属する、番付は東の三段目五十五枚目に「常陸號(ひたちごう)」という力士がいます。皆さん、ご存じでしょうか。
年齢は38歳で、平成16年の初土俵以来21年間、今も現役として年間6場所で取組をしています。これまでの最高位は幕下十五枚目です。私は、非常に関心をもって毎場所の成績を見続けています。これまで長年にわたり現役を続けている気力と体力には、驚きとすごさを感じます。出入りの多い相撲界にとっては、常陸號は異色の存在だと思います。
現役を続けることができる強い意志とは何なのか、ぜひ聞いてみたいです。持続することは何においても大変であり、難しいことです。相撲に取り組んでいる市内の小・中・高校生にも常陸號の気力を学んでもらい、子どもたちがさらに活躍することを期待しています。
次の三月場所(大阪)では、皆さんも常陸號に注目していただき、一緒に応援していきましょう。
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