■笠間市に観光に訪れた外国人とお顔を拝見してお話をしてみました
笠間市に観光に訪れた外国人に登場してもらい、訪れたところ、笠間市の地域の人との交流、ランチやカフェで食べた笠間のおすすめ料理、お土産のこと、将来行ってみたい観光地などを語ってもらいます。
▽ディーン ヘリックさん
出身地:アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア
宿泊地:東京笠間市内宿泊中
観光したところ:
・笠間稲荷神社 門前通り
・流鏑馬 久野陶苑
Iは国際交流協会の聞き手
Fは外国人の声です。
では、さっそく始めましょう。
I:こんにちは。今日は良い天気ですね。どちらからいらっしゃいましたか。
F:昨夜に東京から妻と友人と私の3人で車で来ました。昨日は雨が降っていましたが、今日は秋晴れで菊がきれいですね。
I:ここは絵馬殿といいます。これから社殿の前で、神様に流鏑馬(やぶさめ)を斎行する前の安全祈願祭を行いますので、一緒に参列しましょう。
F:はい、ありがとうございます。
I:射手の代表者と一緒に二拝二拍手一拝されていましたが、いかがでしたか?
F:周りの方を見ながら同じようにしていました。厳かな雰囲気で素晴らしかったです。
I:ここからは馬に騎乗した射手の列の後ろについて馬場までパレードして私たちも歩きます。前列に席が取れると良いですね。
F:私は背が高いので最前列で観覧できなくても、後ろから十分見えます。馬が駆けるスピードが速いので、カメラのシャッターのタイミングを合わせるのが難しいですね。
I:そうですね。流鏑馬をご覧になるのは初めてですか。
F:はい、初めてです。書籍やインターネットで見たことはありますが、実際に見るのはこれが初めてです。流鏑馬はいつからあるのですか。
I:※鎌倉時代からです。武家の礼法として小笠原家に伝わる武士道の一種です。
F:武士道って何ですか。何故神社で斎行されるのですか。
I:武士道とは、武士としてより良く一生を過ごし、家が発展して家族が平和に安全に暮らせるように日々心身の鍛錬に励み、思想や自己の信念をしっかり持って生きるという、武士の哲学のようなものです。
F:難しいですね。では、流鏑馬は競技ではないのですね。
I:勝負をつける競技ではありません。神道の神事です。その年の稲や作物、実りの果実などの豊作を願って占い、神に自然の恵みをささげる神恩感謝の神事です。
F:今までは競技だと思って見ていました。説明を聞くと見方が変わりますね。今日はありがとうございました。
I:こちらこそ。笠間に来て私たちの文化に興味を持っていただきありがとうございました。
※笠間稲荷神社では、1950年から流鏑馬が行われています。
問合せ:一般社団法人笠間市国際交流協会 木村美枝子(きむらみえこ)
【電話】090-2761-8711
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