行方歴史探検2023 3

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茨城県指定有形文化財　麻生藩家老屋敷～畑家と福田家～
場所：行方市麻生1153-1

畑氏は、宿老として新庄家に仕え、麻生藩(約三万石)立藩時には二百三十石でした。藩領が約一万石となった幕末期でも、二百七十石と藩内一の高禄を得ており、新庄氏に重用されていました。その後家老屋敷は、明治23(1890)年に医師の福田安次郎氏が買い取り、医院を開業します。福田氏は、東京大学を卒業後、洋行の資金を得るために開業しましたが、地域医療を決意してこの地で診療にあたりました。長男は東京大学医学部教授、順天堂大学医院長等を歴任し、次男は検事総長でした。ともに東京在住でしたが、平成3(1991)年に旧麻生町に屋敷を寄贈するまで、留守居を置くなどして保存に尽力しています。家老屋敷正門の案内板に、説明動画が見られるQRコードが掲載されていますので、スマートフォンやタブレットで読み取ってご活用ください。

※麻生の文化第3号(1970麻生町郷土文化研究会)、麻生の文化第23号(1992麻生町郷土文化研究会)、麻生の文化第42号(2011行方市麻生郷土文化研究会)第48号(2017行方市麻生郷土文化研究会)を参考にしています。

問合せ：生涯学習課文化・社会教育グループ
【電話】0291-35-2111