■令和4年度決算の概況
市民の皆さんが納めた税金や、国・県からの補助金は、市民生活のためにさまざまな形で使われています。それらのお金が、皆さんの暮らしやまちづくりにどのように生かされたかをお知らせします。
■一般会計
令和4年度の一般会計決算額は、歳入が188億6768万円、歳出が180億9173万円で、当年度における「歳入歳出差引額」は、7億7595万円となりました。この差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた「実質収支」は、6億4352万円となりました。
【歳入】
全体では、前年度に比べて2億1722万円(1.14%)の減となりました。歳入減の主な要因は、臨時特別支援事業費補助金等の国庫支出金が減ったほか、事業費の減に伴う市債の減によるものです。全体では減少となったものの、ふるさと応援寄附金については大幅に増加しました。
【歳出】
前年度に比べ3億8354万円(2.1%)の減となりました。一層の経費削減など財政の健全化に努めながら、保健・医療・福祉、教育・文化、産業、生活環境、社会基盤の各分野について種々の施策を推進してきました。主に、臨時特別支援事業費補助金事業や新型コロナウイルスワクチン接種事業など、新型コロナウイルス感染症対策関係事業の減により減額となりました。しかし、物価高騰による光熱水費、学校給食の賄材料費等においては大幅に増額となりました。また、その物価高騰に対する補助金も増となりました。人件費や公債費、扶助費といった義務的経費は決算額全体の43%で、昨年度よりも減少してはいるものの、依然として高い割合となっています。
※義務的経費…支出が法令などで義務付けられ、任意に縮減できない経費(人件費・公債費・扶助費)
■特別会計
一般会計のほかに、特定の事業を行うための3つの「特別会計」と、地方公営企業法を適用している「水道事業会計」「下水道事業会計」があります。
特別会計を合わせた決算額は、歳入総額90億4910円、歳出総額87億5374万円で差し引き総額2億9536万円となりました。
水道事業会計の収益的収支は、収入9億4872万円、支出8億2149万円で差し引き1億2723万円、下水道事業会計の収益的収支は、収入7億9578万円、支出7億6855万円で差し引き2723万円となりました。
特別会計
水道事業会計
※水道事業会計の資本的収入額が資本的支出額に不足する額は、当年度分消費税および地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金で補てんしました。
下水道事業会計
※下水道事業会計の資本的収入額が資本的支出額に不足する額は、当年度分消費税、地方消費税資本的収支調整額および当年度分損益勘定留保資金で補てんしました。
問合せ:財政課(麻生庁舎)
【電話】0299-72-0811
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