文字サイズ
自治体の皆さまへ

行方市のSDGsを毎月紹介!持続可能な市を目指し、できることから始めよう

27/32

茨城県行方市

■12.つくる責任 つかう責任
SDGsには、持続可能な生産消費形態を確保することが目標の一つとして掲げられています。生活の三大要素の一つとして「衣類」は欠かせないものであり、皆さんの衣服1着への考え方・取り組み次第で、大きくSDGsに貢献できます。というのも、ファッション産業は環境負荷が非常に大きい産業とされているためです。衣服には、原材料調達、紡績、染色、裁断・縫製といった製造段階から、輸送、販売、排出・回収といったさまざまな段階があり、原材料調達から製造段階までに排出される衣服1着あたりのCO²排出量は約25.5キログラム、水消費量は2,300リットルといわれています。そのため「大量生産・大量消費・大量廃棄」の一方通行型から「適量生産・適量購入・循環利用」といった循環(サーキュラー)型への取り組みが始まっており、サステナブル(持続可能)なファッションへの転換が求められています。環境省が『サステナブルファッション』で推奨する5つのアクションと、市の古着回収について紹介します。

1.今持っている服を長く大切に着よう
1年長く着ることで、日本全体で3万トン以上の廃棄量の削減につながります。また、服のお直しをすることで、新たなデザインとなるとともに、愛着が倍増するのではないでしょうか。

2.リユース(再利用)でファッションを楽しもう
子どもの兄弟姉妹のおさがりは昔から行われていますが、現在では、フリマアプリやサブスクリプションを利用することもこの一環です。

3.先のことを考えて買おう
衝動的に衣服を購入し、クローゼットに眠ったままになっていませんか。例えばセールには興奮してしまいがちですが、本当に必要なアイテムなのか少し冷静になって判断しましょう。

4.作られ方をしっかり見よう
衣服1着が出来上がるまでそれぞれの「物語」があります。再生原料をコーディネートに取り入れて着こなすことも、オシャレの一つではないでしょうか。

5.服を資源として再活用しよう
衣服1着が回収によりゴミとして廃棄・焼却されなければ、約0.5キログラムのCO²が削減されます。市では、毎月第2土曜日に、市内計25カ所で古着・古布回収を行っています(右のチラシ参照)。SDGsの達成には、身近にできることに取り組むことがポイントです。年末の大掃除には衣類を整理し、ゴミとして廃棄するのではなく、回収に出していただくよう、ご協力をお願いします。

SDGs…「持続可能な開発目標」と訳され、2015年の国連総会で採択された。17項目の目標を掲げ、目標の下には、具体策や数値目標などを示した計169のターゲットがある。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU