■活気あるまちづくりに向けて
行方市長 鈴木周也
明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
早いもので、3期目の市政を担わせていただいてから、折り返し地点を通過し、今一度、所信表明で申し上げた「行方市の持続可能な未来」と「市民の皆さまの幸せ」の実現に向けて注力してまいらなければならないと思いを致しているところです。この間、市民の皆さまからいただきました市政に対する温かいご理解とご協力に、改めて厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが、5類感染症に移行されたことに伴い、コロナ禍以前の日常や賑わいが少しずつ戻ってきた1年でありました。本市におきましても、市民まつりである「なめがた秋祭り」をはじめとする各種イベントや行事が通常開催され、また、市内観光拠点にも多くの行楽客が訪れ、4年振りに地域が活気であふれました。コロナ禍から脱却しつつある一方で、原油価格の上昇や円安の進行に端を発する物価高が長引き、私たちの暮らしは依然として閉塞感が続いています。このような中、市といたしましては、国の交付金を活用しながら、特に家計への影響が大きい市民や地域経済を支える事業者の皆さまの支援策に取り組んでまいりました。本年も市民の皆さまの声をしっかり受け止めながら、生活実感の改善に努めてまいります。
昨年11月にご協力いただきました「市民意識調査」において、子育て環境や医療提供体制の充実に対するニーズの高さが浮き彫りになりました。現在「子育てするならなめがた」と掲げ、子育て・子育ちの重層的な支援に取り組んでおりますが、切れ目のない支援をより見える化し、その動きを市全体に広げ、子ども、あるいは、子育て家庭の潜在的なニーズに寄り添った支援を展開してまいります。
また、医療は「命」と「暮らし」に直結するため、地域医療の確保・充実に努め、在宅医療を推進するなど、包摂的で持続可能な施策に取り組み、多くの世代に選ばれるまちを目指してまいります。
本年の干支は「辰」です。中国の故事成語に「画竜点睛」がありますが、これは「物事を完成させるための最後の大事な仕上げ」を意味します。3期目の仕上げに向け、本年は市民の皆さまに実利のある施策を展開し、「笑顔で住み続けたいまち、行方」の実現にまい進してまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとりまして、飛躍と上昇の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
■市民の声に耳を傾け、市民の心に寄り添う議会の実現を目指して
行方市議会議長 宮内守
明けましておめでとうございます。
市民各位におかれましては、ご家族おそろいで希望に満ちた新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
平素から行方市議会ならびに議員活動に対し、深いご理解と多大なるご支援をいただいておりますことに、市議会を代表しまして厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は、いまだ出口の見えないウクライナ戦争や中東紛争により、何の罪もない多くの人々の生命が失われ、特に、これから輝く未来が待っている幼い子供たちの人生が失われてしまいました。このような光景を目の当たりにして、心痛めた方も多かったと思います。一日も早く平和が訪れることを心から強く願うものであります。
さらには、国内にとどまらず世界中の気象状況は、かつて人類が経験したことのない異常なものでありました。体温を超える夏の気温は、人間の健康な生活のみならず、農産物にも悪影響をもたらし、社会経済を揺るがすほどでありました。
一方、本市においては、市政運営に大きな影響を及ぼしている少子高齢化の進展やそれに伴う人口減少問題など、重大な課題が山積しております。
しかしながら、このような中であっても、本市が常に市民の皆さまに寄り添った、きめ細やかな行政サービスを提供していくことが、安全・安心な市民生活が維持されるものと強く信じ、執行部と真剣な議論を重ねることが議会に課せられた使命と考えております。
このためには、議会だよりの発行やなめがたエリアテレビ(なめテレ)、さらにはインターネットによる録画中継の発信など、あらゆる広報媒体を通して、議会活動を分かりやすくお伝えすることが肝要であります。
さらに大切なことは、私たち議員一人一人が直接市民の皆さまの中に出向き、膝をつき合わせて真剣に語り合うことだと認識しております。
今後とも、豊かな市民生活の実現のため、皆さまに身近で開かれた議会運営に努めてまいります。
結びに、本年が皆さまにとりまして、幸多き年になりますように心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
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